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自制心は筋肉に似ている

「最優先事項を優先せよ」

スティーブン・コヴィー先生の「7つの習慣」という本にある、第3の習慣。
それは「最優先事項を優先せよ」ということでした。

私たちはつい
「緊急」かつ「重要」なことに走りがち。
そうこうしているうちに本当にやりたいことができなかったり、在りたい方向とちがう方向に向かっていったりすることがあります。

「大事を小事の犠牲にしてはならない」
本当にそう。
私たちが大切にしたいのは
「緊急ではないけれど、重要なこと」。
ここを常に心を留めておきながら
今日も楽しく生きていきたいと思います。

自制心は筋肉に似ている

さて、
それに関連して、
ケリー・マクゴニガルさんの本「スタンフォードの自分を変える教室」の一節をご紹介します。

自制心は筋肉に似ている
ということ。
ケリー・マクゴニガルさんが本で挙げているこのテーマはフロリダ州立大学の実験、研究によるもの。

たとえば腕の筋肉をずっと使っていると
やがて疲労、消耗して使えなくなっていきます。
それと同じで、
自制心、意志の力も使っていくと消耗していくわけです。

そして現代社会。
私たちは朝からずっと知らず知らずにこの意志力をたくさん使っています。
だって、「今すぐやらなきゃいけないこと」があまりにも多すぎるから。

これが上に挙げた「緊急」かつ「重要」なことにつながっていると思いました。

メールチェックや返信作業、
掃除、洗濯……

本人の中で「緊急」かつ「重要」と思い込んでいるそれらの作業を反応的にやり続けてしまったあとに、
「さあ、わたしらしい選択を生きよう」
「そうだ、わたしはこんなふうに生きたかったんだった」と思っても意志力が残っていない。
簡単に使い果たしてしまう。
それがケリー・マクゴニガルさんの本にあったことでした

意志力筋が消耗する前に優先順位を考えて、
先に自分の主体的な行動、
目標に向かう行動を
していきたいものです。

時間には限りがあるし
筋力にも限界があります。

意志力筋が活性化しているときはいつ?

そして
ケリー・マクゴニガルさんの本によると、朝に最も活力があり、時間が経つにすれ活力は弱まっていくと書いてあり、ホルモンに概日リズムがあるということからもこれには納得できます。

だけどそれだけではないんです。
朝が良いから朝に大事なことをしよう、
それもそうなんだけど
それだけでなく
自分がどういう時間やどういう状況のとき
もっとも意志力筋が活性化しているかを分析するんです。

それは出勤時間かもしれないし
お昼休みかもしれない

だったらそこを利用しない理由はないです。

自己分析と実行です。

意志力筋の筋トレ

それから
普段からの小さな筋トレもしていきたいと思いました。

たとえば普段、右手でドアノブをつかんでいるなら
それを左手でつかむようにしてみる。

その結果、両利きになれる、
とかそういうことではなく、

そこに自分なりの意思を働かせるでしょう?
ふだん何気なくやっていることに
小さな意思を使うという筋トレです。

「コーヒーか紅茶、どっち飲む?」
と聞かれるような場面で
「どっちでもいい」
と何気なく答えていません?

それをやめて
「コーヒーにする」
「紅茶にする」
と意思を働かせてみる
とか、
ふだん何となく何も考えずにコーヒーにしている人なら
意思を持って紅茶を選択してみる
とか。

即実践していけそうです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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