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【不安は消せる】幸せを感じる時、人は目の前のことに集中している

こんにちわ、しまさんです。
今回は「不安の正体」について、僕が思うことを書いてみます。
それからこのnoteの最後に人の幸福について調査された方の興味深い研究を共有します。

生きていると様々な不安が脳裏を過りますよね、不安なんて無ければ誰もが最高のパフォーマンスを発揮して趣味に仕事に全力で向き合えると思います。

では解説していきます。

不安は未来にしか抱かない

人ががつくり出している不安は全て未来に対して抱くものです。そしてその不安な未来はおそらく訪れません。未来はずっと未来だからです。

トンネルは入る前が一番暗く見える

トンネルは入る前が一番暗く見えます。でも入ってしまえば意外と明るいもの。未来へ抱く不安もそれと似ています。

過去に自分の不安予測が当たったことは何度あるか

人は何かを選択する度に同時にそのリスクを考え不安を生み出します。なので、過去に誰しもが少なくない数の不安を抱いたことがあると思います。

その過去に抱いてきた不安について、このnoteを読んでいただいている方に質問です。

・過去に脳裏を過っていた不安をいくつ思い出せますか?
・その不安のうちいくつが実際にその後起こりましたか?

いかがでしょうか。それが不安の特性です。

ほとんどの人が、過去に脳裏を過った不安を実は忘れています。相当長い期間ずっと不安だったことならあるいは思い出せるかもしれませんが、それでもあなたが過去につくり出した不安全体の1%にも満たないはずです。
にも関わらず、不安を抱いているその時だけはその不安に支配されていたと思います。

“意識している間はその本人を強烈に支配してくるもの”それが不安です。つまり不安は車に例えるとサイドブレーキのようなものです。頭にある間はずっとブレーキをかけ続けてあなたを押さえ込んできますが、意識しなくなると当の本人もなんのことだったか忘れてしまうのです。

そして、過去の自分がその時々でつくり出してきた不安はその後実際に起こりましたか?起こっていないと思います。不安はそのほとんどが現実化しません。

むしろ、不安がって尻込みしてる間に、不安ではなかった別のことが起こったのではないでしょうか。大概の不安は実際に起こりませんが、その不安に固着することで“予測していなかった別の失敗”を招きます。

つまり、不安がること自体がある意味ですでに失敗なわけです。

不安に対処しても不安は消えない

どんなときも不安が優先してしまう人がいます。
その人に「何か対処してますか?それで不安は消えましたか?」と聞いても「対処はしてるけど、、うーん」と上手く答えられない人の方が多いと思います。

その理由は簡単です。不安は「心の状態」であり、まだ起こっていない出来事であり、それ自体何か具体的なものではないので具体的な対処のしようがないからです。

不安は何事に対しても、自分で勝手につくり出すことが出来てしまいます。
不安になりがちな人は、そもそもが不安に目を向けやすいから不安なのです。なので今ある不安に仮に対処できても、すぐまた別の不安を生み出してしまいます。ゆえに、不安に対処することは本質的には不可能なのです。

不安=失敗ではないということ

不安がることと、失敗してしまうことは違います。

「は?何言ってんの?失敗がこわいから不安なんでしょうが!」

そう思うのはごもっともです。失敗と不安、この2つを誰もが一緒にしがちだからです。でも失敗してしまうことと、それに不安がることは別の話です。この事実を今一度立ち止まって再認識する必要があります。

今抱いている不安はあくまであなたの心の状態です。
今後起こるかもしれない失敗は行動に伴うリスクです。

不安がる人は何でも不安がります。そういうものです。頑張っているけども結果をなかなか出せない人はきっと不安症なはずです。
一生懸命考えれば考えるほど、行動しようと思えば思うほど足取りが重くなりそんな自分に病んでしまうわけです。

僕がここでお伝えしたいのは不安がる人はただ不安がっているだけだと言うことです。前述の通り、不安は心の状態でありそれに対して対処しようがないので、不安になること自体を辞めなければずっと不安なままだということです。

失敗する時は失敗する

失敗する時には失敗します。勇気を持って行動し続けて行く限りそれを避けることはできません。そういう風にできているからです。

仮にあらかじめ予測できる失敗なのであれば備ることもできるでしょう。でもそれはあくまで「その失敗に関しては回避できた」と言うだけに過ぎません。

僕らは全ての失敗原因を予め予測して対処することはできないのです。
そんなことをしていたら、寿命が何千年あっても足りません。

言っている意味をお分りいただけますでしょうか、つまり

失敗というのは、どんなにそれを予測してあらかじめ対処しても、予想外の出来事が起こり何かしらのミスを犯してしまうこと

だからです。失敗を回避することはできません。どんなに準備をしても失敗は起こる時には起こるのです。

なので、僕に関して言えばですが、自分の失敗に備えることはほとんどしたことがありません。極端な考え方かもしれませんが、何が起こるのか予測できないので備えること自体ができないと考えているからです。

でもありがたいことに、何が起こるのかを自分では予測できないと諦めているので、僕は失敗を不安がることもありません。

そんなある意味で馬鹿な僕はその分たくさん失敗をしてきたと思います。
でも、僕がたくさん失敗したのは不安がない分たくさん行動したからです。たくさん行動すればたくさん失敗します。でも成功もします。

何かを行動する際に失敗するリスクは必ず生じます。
そのリスクをすべて回避できる人間はこの世にはいません。
そして、それを不安がるかどうかは当人の自由だということです。

全ての失敗は成功への過程

失敗したところで辞めてしまえばそれは失敗ですが、そこで辞めなければ成功の過程になります。失敗してやめてしまう事で本当の失敗になります。

不安を抱くことで失ってしまうもの

不安を抱くことで失うものがあります。それは“今”です。まだ起こっていない未来に何かしらの不安を持つことで常に今を失い続けます。そして、不安がっているその未来はずっと訪れません。未来はずっと未来だからです。

どういうことかと言うと
例えば、チャンスが来るのは常に“今”ですよね。

「今ここで行動したらきっと上手くいく、、でも」
「今ここでYESと言ったら大きな取引に繋がるかもしれない、、でも」
「今ここで自分がやるべきことは〇〇だ、、でも」

不安を持っている人は、「今ここで」に対して「でも」という僅かな気の迷いが生じるので「今ここで」を逃し続けます。

それは人に対してだけでなく、自分に対してもです。
そうこうしている内に歳をとり寿命を迎えて、やがて“今”自体が訪れなくなります。

“今”を生きれば不安はなくなる

不安になることで今を失い続けると書きました。その逆で、今を生き続けることで不安を消すことができます。

不安は未来に対して抱きますし、後悔は過去を思い出すして振り返るものです。なので未来や過去があるように思うかもしれませんが、未来も過去も実は存在しません。僕らは連続する「今」を常に生きています。

それと、10歩先、20歩先、100歩先と遠い未来を考えれば考えるほど不安は大きくなりやすいものです。遠い未来になるほど可能性の幅が広がるからです。可能性の幅は不安要素の幅も同時に生み出します。

ですが、ご安心ください。
どんなに将来のことを考えても、過去を振り返っても僕らは目の前で起こっていることに対峙することしかできません。目の前に訪れるのは常に「やるべきこと」だけです。

やるべきことに向き合い続けていると、不思議と不安を抱くことすらしなくなくなっていきます。

不安は未来にしか存在しないからです。

幸せを感じる時に人は目の前のことに集中している

最後に面白い研究結果を共有します。
人が最も幸福を感じる時はどんな時なのかってのを調べたマットさんという学者さんがいらっしゃいます。

ぜひご覧ください。

そんなとこですね!でわまた
noteを読んでいただきありがとうございました。

記事を読んでいただきありがとうございます◎普段はアートディレクター・デザイナーをしています。「つくることは生きること」そんな思いでnoteを更新しています。