見出し画像

現代の和菓子屋コミュニティ

前々回のnoteで、少し先の未来に和菓子3.0時代の到来を仮定し
前回のnoteでは、全国に散らばる無数の小さなコミュニティを繋げ、
大きなネットワークを顕在化させることが、これからの和菓子文化や日本の伝統文化を再興する鍵だと仮説しました。
今日はこれから和菓子屋として、どうコミュニティを形成すべきか、
自分なりに考えたいと思います。


現在の和菓子2.0から3.0に移行する前に
するべきことが大きく分けて3つあると思っています。

1.和菓子業界のコミュニティを再構築する。
2.関係業界とのコミュニティネットワークを確立する。
3.お客様とのコミュニケーションを再考する。


1.これまでの和菓子職人のコミュニティの代表といえば、
各都道府県にある菓子工業組合や地域ごとにある菓子研究団体などなど。
どちらも長い歴史があり、伝統の技術を守ることには長けていますが、
業界外との繋がりを生むのにはあまり向いていませんでした。
かつ、オフラインが中心で会に参加できなかった場合はFAXで確認、というのが往々にしてあり、全国規模の交流も代表者だけ、経営者だけということも。
より消費者に寄り添い、既存の団体とは違う役割を持った、
菓子職人のオンラインコミュニティの開設を考えています。
よりリアルタイムかつインタラクティブに交流し、情報を共有して行くことで、
より質の高いアウトプットを、商品やイベント、情報発信に活かせる。
それぞれが発信するのではなく、情報を共有して各地で発信すれば、全国ニュースにはならなくとも全国で話題にすることはできるはずです。
既存団体との得意分野の棲み分けはできるはずなので違うレイヤーとして捉えてもらえれば、協力体制を整えられると思っています。
現状、既存の団体や各菓子店の情報は散らばっているので、
発信源を絞ることは、和菓子ファンにとっては
わかりやすく、見やすくなるはずです。

2.和菓子に縁の深い業界、茶道や器、着物など関係業界のコミュニティとのネットワークを確立し、顕在化させることが大事だと思っています。
こちらに関しては昨日のnoteで紹介したので本日は割愛。

3.和菓子3.0時代に突入する前に大事になるのは、
お客様にいかに「作り手」側に来ていただくかだと思う。
和菓子の世界では古くからその関係性でした。
お茶会に使われる上生菓子は、その会の趣旨や趣向にもとづき、
菓子屋と会の主催者が一緒に考え、菓子を作っていました。
また、お土産のお菓子のストーリーを友人に紹介することも、
その菓子が完成するまでの一部だと思います。
今こそ、その精神を再認識するべきだと感じています。

この3つを実現できれば、日本の伝統文化の深いファンをコミュニティ内に滞留させる事ができ、違うコミュニティ同士でお互いのファンを交流させることもできる。
ファンと一体となってこれからの日本の文化を共創することができるはず。

これから人口減少、産業も縮小していく中でも伝統文化を衰退させることなく、より魅力ある文化として捉えてもらえるだろうと信じている。
変革の時はすぐそこまで来ています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!