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50歳からは「これ」しかやらない 1万人に聞いてわかった「会社人生」の上手な終わらせ方

一番言いたいことは。
「50代には無限の可能性がある。だから、悩む」
という本。

行動した50代の事例が多数書かれている。

定年後→再雇用、別会社に就職、起業・・・。
本人の自由。
新たなことも十分可能な年齢。

「わがまま」になっていい。
「やっておけばよかった」→後悔。
「やっておくべきこと」→本書に載っていること。
=わがままになれ。

会社に滅私奉公→定年後は何の支えにもならない。

50代→「組織人」の常識をデトックスする期間。
→自分勝手への準備期間。

50代→働いてきた証を残す総決算期。
いかに会社人生を終わらせるか。
→その後の人生に大きく影響。

50代→これまでとこれからのことで多忙な時期。

50代の後悔ランキング。
1位:定年後の人生設計をしておくべきだった。
2位:仕事へのモチベーションがなくなった。
3位:組織以外のアイデンティティがない。
4位:趣味が「ヒマつぶし」以外にない。
5位:働かないオジサン・オバサン化。
6位:思考停止になっていた。
7位:退職金、年金の少なさにガッカリ。
8位:再雇用の条件に妥協した。
9位:やりたいこと、やりたくないことのバランスが悪い。
10位:自分の可能性を過小評価していた。

本書より。

<第1章 「定年」>

定年と真正面から向き合い、準備する。

🐾50代の「焦り」

40代→漠然とした「不安」
→忙しくて深く考える時間がない。

50代→漠然とした「焦り」
・何も成し遂げていない。
・もっとやるべきことがあったのでは?
→自分の会社員人生は何だったんだろう。
=考える時間が出来た。

仕事では「焦り」は消えない。
→仕事に終わりはない。
=答えが出ない。

50代の焦り=「迷い」
取り返しがつかない→後悔。
まだ時間がある→焦り。
=選べる選択肢がある。
・再雇用
・再就職
・起業
・引退

焦りへの対処=やりたいことを決めること。
→「これしかやらない」

🐾人生の主導権

会社への滅私奉公→片思い。
まず会社優先の考え方から脱却する。

※会社人から私人としての人生を取り戻す。

定年後→上司も指示・命令もない。
会社の指示待ち→後手に回る。

自分と会社にとって最善の道を探る。
本当にやるべきことを考える。
退職後の一人で考え、一人で決める練習。

わがまま例)
・役職定年後→部下の下で働きたくない。
=新部門(一人部門)設立。

・関連会社出向→会社に直談判。
=本社勤務で本領発揮。

わがまま→自分にとって意味のない仕事は断る。

🐾足跡を残す

自分の仕事を残す→ウィンウィンの行動。
50代の意味ある仕事。
→自分のやってきたことを形に残す。

自分の考えを後世に残す。
例)
火消しマニュアル。
自分が経験したトラブル。
→危険案件、前兆や対策を文章化。
(自慢話にならないよう注意)

総仕上げとしての集大成。
会社人生に「やりきった」感を得る。
充足感→次に進むための原動力。

何を残すか、集大成とするかは個人次第。
50代からの10年間でじっくり考え行動する。

🐾バランス

会社員人生は、やる「べき」こと優先。
50代は「べき」ではモチベーションが続かない。
わがままに「やりたいこと」に手を出していく。

やりたいこと、やりたくないこと。
バランス例)
本業→情報通信事業部部長。
=やりたいことではない。

手を出したやりたいこと。
・牧場立ち上げ。
・スキーリゾート立ち上げ。
定年後→レストラン経営。

一人部署でもやりたいことは積極的にやってみる。
50代は待っていてもやりたい仕事は回ってこない。

本業→能力的には向いている。
性格的には向いていない。
趣味でやりたいことに手を出す。
定年後→趣味が本業になっていた。

定年後に問われること。
→何をやりたいのか。

長い会社員生活。
→意思を表明しないことに慣れる。

※定年後ではなく、まだ猶予のある50代のうちに自分のやりたいことを見つける。

🐾青春

定年後こそ第一の青春という考え。

もし私が神だったら、青春を人生の終わりに置いただろう。

ノーベル文学賞受賞者:アナトール・フランスの言葉

定年後→やりたいことがやりたいようにできる。
=青春。

現状のシニア。
定年後=単なるヒマつぶし。
→残念すぎる!

50代は定年後への「助走期間」
ワクワクするコンセプトをつくっておく。
コンセプト例)
・人の喜びのために生きる。
・「仕事」「趣味」「ボランティア」の三位一体
・4勤3休(4勤2休1ゴルフ)
・孫育て中心

定年後のコンセプト≠ライフプラン
お金のプラン→「ワクワク」しない。

お金の計算は後回し。
優先すべきはやりたいこと。
=ワクワク。

青春とは心の若さである。

松下幸之助の言葉

趣味はアウトドアとインドア両方もっておく。
アウトドアだけ→体を壊したら楽しめない。
インドアだけ→運動不足で不健康になる。

🐾定年後の区分

定年後プラン。
定年後30年一括りではザックリすぎる。

50代は定年後を考えるのを避けがち。
「もっと速く準備しておけばよかった」にならないために。

会社の四半期決算的な考え。
定年後30年を4つに分ける。
それぞれの区分で見直し、PDCAを回す。
①50~59歳:準備期間
早めの準備、長めの準備期間。
・できることが広がる。
・市場価値を高められる。
・転職、転籍、独立に備える。

②60~64歳:試行・修正期間
転職、再雇用での試行錯誤期間。
一回目の転職は定着しない確率が高い。
5年程度は割り切って試行錯誤。
転職がミスマッチなら再雇用も要検討。

③65~74歳:リアルライフ前半
子供は独立、仕事のストレスから解放される。
→本当に自由な生き方がはじめられる期間。
=ゴールデンタイム。

65歳以降、最近の傾向。
→働き続ける。

趣味だけに生きるには元気すぎる。

働く=社会との繋がり。
→孤独を感じない。

④75歳~:リアルライフ後半
健康、体力的にも本当の定年。
当初予定していたことも、できなくなっているかもしれない。

プランが狂ったときにどうするか?を考えておく。
→より安心、安定した定年後を迎えられる。

🐾モチベーション

長い定年後、何をしたらいいのかわからない。
→迷ったら人生あと1年と考える。

※あえて期限を短く考えてみる。

50代のモチベーションクライシス。
燃え尽き症候群。
・役職定年後、自分の存在価値が感じられない。
・何も達成できないまま定年を迎えようとしている。
・働く目標を見失った。
→悪化するとメンタルダウン。
=うつ病。

著者のモチベーション回復のキッカケ。
田坂広志氏の「死生観」
・人は、必ず死ぬ。
・人生は、一回しかない。
・人は、いつ死ぬかわからない。
→3つの真実。

スティーブ・ジョブズの毎日の問いかけ。
今日が人生最後の日だったら、今日これからやることを本当にやりたいか?

期限を切る。
→何をしたいのか明確になってくる。

🐾60歳以降の賃金

ミドルシニアのキャリアパス。

本書より。

一生一つの会社にしか勤めない。
→意外と多くない。

60歳直後を100として大体4分の3程度。
定年後再雇用の年収は新入社員並み。

本書より。

年収減少が小さい業種。
・建設業
・医療、福祉
・飲食業、宿泊業
・サービス業
・運輸業

年収減少が大きい業種。
・金融、保険業
・卸売、小売業
・不動産業
・製造業

<第2章 「会社人生の終わらせ方」>

🐾開き直る

勝ち負けの二次元論は捨てる。
50代からは出世競争に関わらない。
定年後は「負けるが勝ち」

最後まで出世競争した人。
→定年後にうまく切り替えられない。

役職時代を忘れられない。
→定年後のコミュニティに馴染めない。

勝ち負けの二次元論を持ち続ける。
→いつまでもストレスから開放されない。

50代以降の出世競争。
→多大なストレス。
・突発性難聴
・パニック障害
・メニエール病
発症例多数。

※自分の不安の正体を知ることが重要。

出世街道から外れる。
→別に生活できなくなるわけじゃない。
=出世なんかしなくてもなんとかなる。

失敗、病気でリタイア。
→定年後にむしろ有利。

人間関係を縮める鉄板話。
→失敗談、病気話。
面白おかしく語れる人。
=すぐに打ち解けられる人。

定年後も円滑な人間関係を築ける。

🐾棚卸

自分は何者か?
自己分析を徹底的にする。
自分の弱点を見直す。

本書より。

趣味を思い出せる。
入社動機を思い出せる。

年ごとに試してみることをおすすめ。
過去の解答用紙と照らし合わせる。
→自分の思いの推移に気づける。

自分がどういう人間か。
どこを向いているのかの指針になる。

🐾マルチタスク型人材

「これしか出来ない」はつらくなる。

「お手伝い程度」でもできることを増やしておく。
→セカンドキャリアへの転職、独立で役立つ。

大企業→分業で役割が特化。
=それしか出来ない人材。

中小企業→明確に分業されていない。
=あれこれ兼業が当たり前。

※〇〇しか出来ないは通用しない。

特異なこと、できること+お手伝い程度ならできること。
=50代で増やすこと。

会社を学校と考える。
あらゆる仕事がタダで学べる場所。
・他部門の同僚に仕事内容を聞く。
・関連部門を手伝う。

張り合うのではなく、お手伝い。
→情報収集、学び、経験になる。
=中小企業に求められる人材。

雑務もこなせればなおよし。
・郵便物の仕分け、発送
・商品梱包
・コピー機のトナーの入れ替え

中小企業、一人起業では必須!

🐾自分の時間

時間は「できる」ものではなく「つくる」もの。

50代で自分の時間をつくらない。
→会社人間のまま定年。
=何をしたいかわからない。

50代=組織優先から自分優先に。
いっそ会社2:自分8くらいのマインド。

現実的には仕事以外の時間で。
会社1:自分9と、考える。

自分優先の時間の使い方。
スケジュールに自分の時間を書き込む。
→自分時間の見える化。

いつかやろう→いつかは永遠に来ない。
時間が出来たらやろう→時間は出来ない。

※自分のための時間は自分でつくる。
スケジュールを立てる時は、まず自分時間から。

自分時間内容例)
・定年後のコンセプトを考える時間。
・何かを残すための時間。
・スキルを磨く時間。
・転職活動をする時間。

具体的な方が行動に繋がりやすい。
スケジュールは色分けすると比率がわかりやすい。

本書より。

🐾人脈

会社にいるうちに総点検。

50代のうちに大事にしておくこと。
→人脈。

定年後に多い活躍先。
→他企業の顧問。
経緯は人脈から。

「いい人いない?」
ゆるい雑談からの紹介がほとんど。

人脈を耕す。
・ビジネスの中深く付き合っている人。
・過去に担当した、された人。
・若い頃に繋がりがあった人。

これまで出会った人を思い出す時間のつくる。
・過去の手帳を見返す。
・メールの履歴を見返す。
今後も付き合いたい人をリスト化する。

ご無沙汰でも会ってみると意外とすぐに関係が復活するjもの。

定期的なつながりが重要。
おすすめは後輩と一緒に会いに行く。
・引き継ぎなど会う理由になる。
・後輩の人脈づくりの助けになる。

人脈を掘り起こしたらゆるく関係を繋いでおく。
フェイスブックなどSNSの活用もあり。

🐾苦手でないこと

やりたいことが見つからない。
→「消去法」でやりたいことを選ぶ

やりたくないことを上げていく。
・管理監督、指導するストレスは感じたくない。
・数字を見たくない。経理部門はイヤ。
・顧客に文句を言われたくない。営業は無理!

やりたくないこと以外なら何でもいいと割り切る。

50代でやりたくないことをやる。
→時間の無駄。

「本当にやりたいこと」と構えない。
「とりあえず」というお試し感覚。
やりたくないこと以外をいろいろ試してみる。

おすすめはテレワークできる仕事。
コロナ禍で働き方が変化。
仕事場と生活圏を結びつける必要性が減った。
・設計
・プログラミング
・入力
・電話対応
・リモート研修
慣れておくと人生設計の可能性が広がる。

<第3章 手放すべきこと>

🐾スキルの絞り込み

50代から新たなスキル取得。
→時間不足。
=中途半端になる。

身につかなかったスキル。
これからに必要ないスキル。
→手放して自分時間を確保する。

※特異なスキル以外はあえて「捨てる」
広く浅くな知識からは脱却する。

🐾責任

役職定年はむしろチャンス。
責任を手放すことでスッキリできる。

役職定年を肯定的に捉える50代。
→過去にストレスで心身を壊した経験あり。
=責任から開放されて自由を感じている。

ビジネス人生=目標に追われ続ける人生。
30代以降。
・プレゼンを成功させねばならない。
・数字を達成しなくてはならない。
→常に付きまとう責任。

50代、役職定年は長年の責任からの解放。
自由になったと考えを切り替えることが重要。

仕事の責任=他者評価。
定年後は評価してくれる会社も上司もいなくなる。

定年後=自己評価。
自己評価基準。
自分にとって何が一番幸せか?

背負っていた責任を手放す。
自分の人生に対しての責任を背負う。
→本当に価値があると思うことをやる。

定年後はこうあるべきという常識を捨てる。
→人生は人それぞれ。
=自分の幸せを第一に考えられる。

🐾誘惑

できる上司と思われたい。
→50代では評価はすでに固まっている。

誘惑に負けてアレコレあがいても評価は変わらない。
→独りよがりになりがち。
=かえって評価が下がる。

50代に求められる上司像=任せきれる上司
自分でやる→100%
人に任せる→60%
60%で十分と割り切る。
→後輩に仕事を任せる。
=後進育成。

魅力的な上司。
→等身大の自分を見せられる上司。
例)
面白おかしく失敗談できる上司。
→聞いた方も学びになる。

失敗談を話せる。
→50代関わらず、成功する人の条件。

40代の上司→怖い人。
50代の上司→話のわかる人。

🐾名刺

名刺無しで自分について語れるか?
役職が高い人ほど名刺から逃れられない。
例)
定年後も名刺を配る。
〇〇商事 元部長・・・

→人が離れていく。

定年後は「何者でもない自分」になる。
名刺を手放す準備。
仕事以外の人に名刺無しで自分を語ってみる。
趣味など自分はどういう人間なのかを語れるようにする。

自分プレゼン3つのコツ。
①サービス精神を発揮する。
自分が話したいことではなく、相手が聞きたいことを話す。

※マウンティング注意。
自慢話に魅力はない。

②感情移入させる。
失敗談などマイナスの話をする。
おもしろおかしく話せれば親しみを持たれる。

失敗に動じない。
→器の広い人という印象。

③表情
笑顔が大事。
50代は笑顔がぎこちない人が多い。

相手からの好印象。
→結局笑顔がすべて。

自分プレゼン力≠仕事のプレゼン力。
押しの強さは必要ない。

🐾妖精さん

妖精さん→出勤してもやることがない。
存在感がない50代のオジサン・オバサン。

妖精さん、仕事してない、暇してる・・・
→言わせておけばいい。

周りを気にした仕事をしている「フリ」
→時間の無駄。
例)
・あちこちの会議に顔をだす。
・無駄に社内調整に張り切る。
・用もないのに早朝出勤。

気楽な外野視点での行動。
・会議→本当に必要なのか提言。
・社内調整→正規の手順の見直し。
 調整しなくても回るように仕組みを変える。
・通勤ラッシュの密状態を避ける。

50代の意味ある行動。
直接的な成果、目に見える行動ではない。
存在感のない「妖精さん」
→気にしない。

🐾女性の場合

50代の女性はフロントランナー
男女雇用機会均等法の初期世代。
40代後半~50代
→女性活躍推進法の成立時期。
=「働く女性」のフロントランナー。

走り続けた女性。
50代の女性こそ一度立ち止まってみては?

走り続けたまま定年。
→心にぽっかり穴が開く。
=無気力状態。

ビジネスウーマンの50代。
→ゆっくり人生を考え直す時間。
男性以上jに大切。

※人生後半を後悔しない選択をじっくり考えてみる。

<第4章 定年後のキャリア>

🐾早めに動く

定年後の準備は早ければ早いほどいい。

終身雇用は終わっている。
定年前の50代→4分の1が転職している。
60歳以上→3割以上転職。

定年後、充電してから考える。
→転職が最もうまくいかない行動。

※退職日から間があくほど採用率は下がる。
雇用条件も悪くなる。

50代は根回し時間。
定年後を見据えた早めの行動が大事。

転職する、しないは関係ない。
転職できる自分にしておくこと。
→「これだけはやっておかねばならない」こと。

🐾転職

50代の転職の常識。
転職が比較的容易→売り手市場。
・IT技術者、AI技術者
・ソフトウェア設計者
・建築系、土木系、測量系の技術者
・工場建設、オペレーションなど専門知識技術者。
・医療、介護系
・知財、法務などのプロフェッショナル

3社以上の転職エージェント利用がおすすめ。
・求人数が多い。
・エンジニアに強い。
・特定の職種に強い。
属性の違うエージェントを組み合わせる。

※自分を安売りしない。
納得できる条件を引き出す。

転職が難しい→買い手市場。
・デザイナー
・製造技術
・機械組み立て
・一般事務職全般

条件も良くない。

再雇用が基本戦略。
独立、顧問という立場も候補。
→50代での準備が重要。

再雇用時の年収。
少子高齢化の現状での企業。
→シニア世代の活用は不可避。
交渉次第で上げられる可能性あり。

現状の日本。
「職にあぶれる」ということはまずない。
全般的に人手不足。
過剰な心配は無用。

「声掛け」
「いざとなったらよろしく」

50代の転職
運と人脈に左右されやすい。
対象となる企業や人に一声かけておく。
→意外と効果が高い。

相手が中小企業の人だとなお効果大。
人物像もキャリアもわかっている人。
→喉から手が出るほどほしい。

オーナー企業なら社長への直談判もあり。
ポイント)
・相手の企業をよく知っていること。
・興味、関心の度合い。
相手に印象付けられる内容が肝心。

リファラル採用制度。
→社員の紹介による採用。
外資系企業で採用されてきた手法。
日本企業にも広がりつつある。

口コミ採用、リファラル採用。
転職の裏メニュー。
知っている人は知っている。
これからは一般的になる可能性あり。

転職エージェント登録は当然。
自ら行動することも忘れずに。

🐾顧問契約

顧問=アドバイザー。
意外とハードルは低い。
例)
・技術顧問
・営業顧問

指導的、アドバイス的な役割を担う。
→専門スキルを求める中小企業が対象。

顧問のメリット。
→自分のスキルを発揮できる。

目安は週3日、月収10~20万程度。
限定勤務=自分の時間を大切にできる。

顧問ニーズ。
コンサルタント=1件数百万。
顧問、アドバイザー=月10~20万。
会社にとってお得。

複数社と契約できれば月収も高く得られる。

50代の準備→得意分野のエキスパートになっておく。
顧問希望という「声掛け」も同時並行。

<第5章 人間関係>

🐾居場所

60歳までに5つ以上つくっておく。
居場所がない。
予定がない。
=辛い。

定年退職→会社というコミュニティから外れること。
=会社という「居場所」がなくなること。

「居場所がない症候群」
50代の準備不足。
最後まで出世街道にしがみついていた人。
=自分人生を考えなかった人。

50代のうちに会社以外のコミュニティに属しておく。
複数推奨、5つくらい。
それぞれのコミュニティで「キャラ」をわけられるなら尚良し。

複数のペルソナを使い分ける。
心理学としての考え。
→心の健康のために必要。

会社以外のコミュニティ。
例)
・地域のコミュニティ
・ボランティア関連
・スポーツスクール
・趣味の仲間
・習い事
・学生時代からの友人
・オンラインのみのコミュニティ
など。

50代からのコミュニティ探し。
感覚で選ぶ。
「入るのも抜けるのも気軽に」精神。
少しの興味で気軽に入る。
合わなければフェードアウト。

※嫌な人間関係を無理につくる、続ける必要はない。
居心地最優先。

コミュニティをつくる。
会社以外のコミュニティ。
→「楽しくやれればいい」という人の集まり。
会社的リーダーシップはいらない。
「仕切りたがり屋」は好まれない。

会社人生から抜け出せない人。
・一番になりたがる人。
・勝ち負けにこだわる人。
・マウントを取りたがる人
・無用なリーダーシップを発揮する人。
=コミュニティに馴染めない人。

緩いコミュニティの感覚を50代のうちに培っておく。
勝ち負けに拘らない世界を持っておく。
→競争社会を生きぬための支え。

周りに人が集まる人の特徴。
→面白いことをやっている人。
=やりたいことをやっている人。

自分が面白がってやっている。
→周りも面白がって寄ってくる。
例)
クラウドファウンディング

「アウェイ」
居心地の良い場所。
→刺激のない場所になりがち。

あえてアウェイに飛び込んで見る。
→新しい世界が見えてくる。
=人生の刺激になる。

※5つの居場所の内1つは完全アウェイもおすすめ。
アウェイと思っていたものが意外と馴染む場合もある。

🐾孤独

未婚率、離婚率の増加。
→孤独な老後。
孤独ブーム。

人は生まれたときから独りであるり、死ぬときも独り。

瀬戸内寂聴の言葉

定年退職後。
組織人から「個」に戻る。
一人のスキマ時間は必ず生まれる。

孤独を楽しむ習慣。
50代のうちに身に着けておくことが大切。
例)
・没頭できる一人の趣味を増やす。
・禅寺の行。
・妄想にふける。

孤独に関する本。

🐾年下

年上→去っていく人。
年下→新しいことを教えてくれる人。

年功序列は気にせず若手との繋がりを求める。

コロナ禍のキッカケ。
・Zoom
・Teams
・Google Meet
などを部下から教えてもらった50代は多い。

MA(マーケティングオートメーション)など。
デジタルトランスフォーメーション関連。
若い世代のほうが知識量と経験が豊富。
部下に教えを請う→恥ずかしいことではない。

年下との積極的なコミュニケーション。
→定年後の人生にも大きく影響。
例)
ベンチャーへの再就職。
→上司は大体年下。
社外のコミュニティ。
→趣味サークルは年齢バラバラ。

上司=部下よりモノを知っている。
→余計なプライド。

素直な気持ちで年下から学ぶ。
→柔軟性のある人。

🐾介護

50代→親の介護がリアルになる年齢。

親の介護は頑張りすぎない。
積極的に人に頼る。

駄目なケース。
・親の介護は子供がするべき。
・施設、他人任せは後ろめたい。

介護疲れで親を憎む結果になりやすい。

仕事と介護を両立している人の戦略。
公共機関、民間サービス。
ケアマネージャー、ヘルパー。
→フル活用。

最近の施設は昔のイメージとまったく違う。
「老人の幼稚園」は過去のもの。
明るく楽しめる場所。
一度一緒に見学に行ってみることおすすめ。

介護する側、される側。
どちらも我慢しなくていい選択をする。

令和の介護→犠牲者を出さない介護。

<第6章 勉強>

学ぶことをやめた者は老人である。学び続ける者はいつまでも若い。人生で一番大切なことは、若い精神を持ち続けることだ。

ヘンリー・フォードの言葉

🐾勉強習慣

50代のうちに勉強する習慣を身につける。
大学や大学院に貼り直す人は増えている。
オンラインでも様々なことが学べる時代。

おすすめの学び方。
・学び直し
若い頃に学んだことは以外に覚えているもの。
上達スピードが速い。
→モチベーションアップに最適。

スポーツ、音楽も同じ。
→体が覚えている。

・環境の変化に対応した学び。
 海外出向
→英語を学ぶ。
 親の介護で外に出られない。
→家の中でプログラミング学習

時間がない、環境が整わない・・・。
→言い訳。

勉強時間の予約。
空いた時間ではなく予定に組み込んでおく。
はじめは週2時間目安。
長時間より分割して短時間。
→習慣化しやすい。

※こまめに学習と復習を繰り返すほうが効率的。

ある程度の初期投資。
高額な机や椅子をで勉強環境をつくる。
身銭を切った。
「勉強しなくては」
→自分へのプレッシャー。
=やらざるを得なくなる。

椅子のおすすめ。
ゲーミングチェア。
長時間座っても疲れず集中できる。

机のおすすめ。
「広さ」が重要。
PCとノートを余裕を持っておける広さ。

勉強習慣を取り戻す。
→「形から入る」は全然アリ。

「アウトプット」
頭の中のものを外に出す。
→頭に空きができる。

空きがない。
→学ぶ意欲が起きない。

アウトプット=記録を付ける。
記録を取る→「気づき」というフィードバック。
=同じことをしないように新しい行動を促す。

アウトプット→発信
誰も読まなくても意味がある。
アウトプットそのものに意味がある。

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