プロダクトマネージャーとお仕事をするときに役立つ「業務依頼書」を公開します【Notionテンプレート付】
正社員でもフリーランス業務委託の人でも、プロダクトマネージャーとお仕事をするために、仕事を受けるプロダクトマネージャーだけでなく発注する側も「何を依頼するべきか」を正しく理解しておくことはとても大事です。
しかし、現実にはお互いの期待値が違って
発注者「あれ、これもできると思ってたのに…」
PM「いやいや、そこまでやったらこの単価で受けられないです」
このようにプロジェクトが炎上してしまうことはしばしば見受けられます。そこで、仕事をするときの認識合わせをするフォーマットがあればお互い期待値が揃うのでは?と思ったのがきっかけです。
きっかけはPM Club内でフリーランスPMの人との会話
プロダクトマネージャー向けコミュニティPM ClubにあるフリーランスPMのチャンネルで、こんな話題があがりました。
要するに仕事は受けてもいいけど単価いくらにしたら良いか分からん問題ですね。これはフリーランスあるあるだと思います。いくらくらいかが分からない、というのは採用市場を知らないと(要するに採用する側になったことがないと)イメージがわかないものです。
プロダクトマネージャーと仕事をするための仕事依頼書
プロダクトマネージャーへ依頼することの仕事として最もよくあるものを一覧にしました。お仕事を受ける・発注するとき、このシートに発注者の方にチェックを入れていただき、アウトプットのイメージを共有してもらいましょう。
ここに書いてないもので言うと事業計画書の作成やビジネスモデルを考えるという場合もありますが、これらはどちらかと言うと事業開発のお仕事なので今回は除外してあります。
プロダクトマネージャー業務依頼書の使い方
こちらの業務依頼書のテンプレートはこちらからご利用になれます。
こちら大きく2つに分かれています。
1. 契約内容
プロダクトマネージャーの業務委託の場合、納品物がないことが多いので契約を請負契約ではなく準委任契約にしておくなど細かいコツがあります。また、報酬が時給なのか月単価なのかなどお金に関わることは後でもめる原因になるので最初にはっきりしておきましょう。
2. 業務内容
多くの場合、発注者がプロダクトマネージャーを正しく活用できないことがほとんどなので、プロダクトマネージャーとは何をどこまでやるのかを最初にはっきり認識をそろえておくことをおすすめします。
特に多いのが
仕様を考えてほしいのか、プロダクトの方向性を考えてほしいのか
機能を考えて企画してほしいのか、開発チームのマネジメントをしてほしいのか
リリース後のKPI管理までやるのか、やらないのか
こういった部分はあいまいに進んでしまうことが多いので要注意です。
おわりに:仕事は受ける側だけでなく発注者もイメージを具体的に持っておくことが大事
よくあるフリーランスのプロダクトマネージャーが入って、思ったよりパフォーマンスが出ないと嘆いている経営者をたまに見かけます。業務委託の人を上手に活用して成果を出すためには、発注者する側にもそれなりのリテラシーが求められます。何をどこまで依頼するのか、逆に言えば何をやらなくていいのか。こういう具体的なことを決めておくことで、お互い気持ちよく仕事がしやすくなるでしょう。
こういうアイデアは私一人で顧問をしていると出なかったアイデアなので、PM Clubで出てきたこういうアイデアは今後もnoteで積極的に記事にしていこうと思います!ご興味ある方はTwitterでフォロー、リツートなどお願いします。
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