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モウリーニョの哲学から読み解く、偉大なリーダーとは

こんにちは、守屋です。

マンチェスターユナイテッドの指揮官モウリーニョの本は沢山発売されていますが今回は、

【ザ・マネージャー 】

マイク・カーソン (著), Mike Carson (著), タカ 大丸 (翻訳)

という書籍の中から感じたことを書きたいと思います。

モウリーニョの哲学

偉大なリーダーになる第一歩は豊富な知識量だという。リーダーとしてやっていくときの第二条件はどこの分野であれ、専門知識を有していることだと思う。

圧倒的な才能を操縦するための方程式はあるのか?

5つの原則

1.才能を認め、たたえる
2.職務と部下の人間性をよく理解する
3.友情を提供する
4.チームに集中する
5.謙虚にふるまう

戦術分析やサッカーの試合内容、トレーニングについてというよりは、リーダーに関して特化された本となっています。

サッカーに限らずリーダーと言う立場に自らの意思でなる人もいれば、ポジションが空いたことで成り行きでなってしまった人もいるかも知れません。

モウリーニョが唱える5つの原則のうち、注目したいのが

1.才能を認め、たたえる
2.職務と部下の人間性をよく理解する
5.謙虚にふるまう

と言う部分です。

才能を認め、たたえる

日本人は往々にして、悪いところを見つけるのは得意でも良い部分を見つけてさらに称える(褒める)という部分に関しては苦手意識があるように感じます。

例えば上司が部下が結果を出したにも関わらず最初に出てくる言葉は、

「君なら出来ると思ったよ。でもこの部分はもうちょっと〇〇しても良いと思うよ。次も頑張ってね。」

と称賛の言葉よりも、出来たこと(出来ること)が当たり前のように伝えてしまうことではないでしょうか。さらに指摘も含まれている場合も多かったりします。

調子に乗るな、乗らせないように

という気持ちがあるかも知れませんが、仕事で結果を出したときに調子を乗せずにいつ乗せるんだという気持ちです。

職務と部下の人間性をよく理解する

これに関しても良くあるのが、

・自分の経験したことを、部下にスライド指導
・部下の人間性ではなく、俺基準に従ってくれ

というスタイルに基づきリーダーという立場で指揮する人間が多いのではないでしょうか。

とくにリーダーになったばかりの人間であれば、リーダーのハウツー本やセミナーなどでインプットを大量にして、そのままアウトプットしようと部下に全て勉強したことを伝えてしまう。

ですが、モウリーニョの原則で言えば、部下の人間性を理解し、与えた職務に応じて適切なタイミングで適切な言葉を伝えるだけで十分だということです。

謙虚にふるまう

この点に関しては日本人は出来ているように感じますが、謙虚の意味やふるまう場所が違うのでは?というようにも感じます。


部下の前で謙虚であるというよりは、部下のことを話す場合(や場所)で謙虚であるべきだと言うべきではないかと考えます。


部下の前で良い顔をするのではなく、部下のことを知らないような場所(居酒屋、取引先の会社、メディアで部下について質問されるなど)で、自分の手柄であることが一番に来るのではなく、部下の努力や行動があるからこそ結果が出たという謙虚なふるまいこと重要ではないでしょうか。


週明けのスポーツニュースで、海外の有名チームの監督が勝利後のインタビュー、コメントなどの記事では、選手への賛辞を惜しむことなく伝え、自分の手柄であることなどほとんどいうことはありません。


リーダーという立場は全てを支配しているように感じるときも時にあるかも知れません。ですが、偉大なリーダーは、必ず自分の哲学があり何が重要であるかを理解しているように感じます。


サッカーをあまり知らない人にとって、試合中に監督の役割はスタメンの発表、戦術、交代のタイミングなど見える部分でしか楽しめないかも知れません。


ですが少しだけ監督という立場がどんな哲学を持って取り組み、どんなビジョンを各選手に浸透させようとしているかも学んでみると面白いかも知れません。


モウリーニョの本は他にもたくさんありますので、興味がある人はぜひ読んでみてくださいね。

モウリーニョの哲学

モウリーニョ 成功の秘密

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