後手から先手と変わるサッカー選手の体調管理
こんにちは、守屋です。
サッカー選手に限らず、スポーツをしている人であれば怪我はつきものと言われており、たった一度の怪我で選手生命を絶たれてしまう可能性もあります。
とくにアスリートと呼ばれるプロ選手であれば、大事な試合、大会前に自分を追い込もうとする人も少なくないのではないでしょうか。
その結果、オーバートレーニング症候群にかかってしまう人も少なくありません。
オーバートレーニング症候群の予防に、確実な兆候をつかみたいところだ。しかし、難しいという。それは「調子が悪い」と初期の同症候群が地続きで境界があいまいで、はっきりとした自覚症状がないからだ。
問題が起こってから対応する後手思考がもたらすもの
今までは一生懸命トレーニングしている中で起こってしまった怪我であれば仕方ないという認識のもと、前十字靭帯断裂や、骨折、打撲などの症状が起こってから治療してもらうことが多かったと思います。
また、予防として健康管理のためにバランスの取れた食事を取る、ストレッチを入念にするなど出来ることはとにかく取り入れてきたと思います。
「今日は何となく身体がだるいな。」という感覚でしか自分の体調を把握できていないからこそ、現状の体調に合わせたトレーニングができずに怪我が発生しやすい状態を生んでしまっていました。
さらに言えば怪我をしてから怪我の名前や重度なのか軽度なのかなど、詳しく知ることになったり意識しだすというのも後手思考となっていたのです。
これからはビッグデータを駆使し、先手で予防やコンディション管理ができる時代
アスリートのケガによる悪影響は、チームの成績にも、興行面にも直結する。そして何よりもケガがなければ長く活躍できたはずの選手寿命を縮めてしまう。
かつては米国においても、「アスリートにとってケガはつきものであり、一定の割合で発生することは避けられない」とする考え方が支配的だった。しかし、今や「多くのケガは避けられる」という考え方へと変わってきている。米国の関係者からは、経験則や目視だけでは分からないケガの原因を、「ビッグデータ解析」を通じて何とか見つけ出してやる、という執念のようなものが伝わってくる。
「スタッフとして一番重要なことは、試合やトレーニングで負荷をコントロールすることです。負荷を測定し、モニタリグしてコントロールする。プレイヤートラッキングのツールによってそれが可能になります」
「また、こういったシステムを使うことによって、試合とトレーニング中の負荷を比較することができます。昔だったら感覚でやっていたことが多いのですが、システムを導入することで可視化できるようになりました」
「レスターの奇跡」陰の立役者に学ぶ“賢い技術投資”
すでに多くの分野ではビックデータとAIによって今後どのようなことが起こるのか、予測して知らせてくれる動きは広まっています。
ソフトバンク会長の孫正義さんが、「未来を創る若者たちへ」という対談の中でこんなことを語っていました。
「昔は天気予報よりも、漁師の感のほうが当たると教えられました。ですが、今ではコンピューターによる天気推論のほうがはるかに当たるようになっています。」
身近な天気予報ですら、人間の感覚よりもコンピューターのほうが賢くなり私たちにどうするべきかを知らせてくれているのです。
ですが、日本のサッカー界もしくは社会では未だに根性論が根付いており、根拠のない【自分の感覚】をもとに発言や行動しようとする人が多いのではないでしょうか。
コンピュータは人間よりも優秀であり、様々な分野の職業が奪われていくと言われています。だからと言って恐怖に感じるのではなく、どんな付き合い方をしていくのか早い段階で着手していくことが大事ではないでしょうか。
今後は怪我が起きてから自分の身体を知るのではなく、予めデータに基づき怪我が起こりやすい箇所、負荷がかかってる部位が事前に分かり、トレーニング内容を変更することや管理していくことが当たり前の時代が来るかも知れません。
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