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桜色の創作手帖

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私自身の創作活動についてのあれこれ、ふと思い浮かんだフレーズや、詩、短歌などを書き留めていくマガジンです。 カラーコードに嵌められた「桜色」だけでなく、皆さんの思い出の中にある桜… もっと読む
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【2024年1月末頃 配信予定】『春を呼ぶ少女』(「童話コンテスト」大賞受賞作)

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、嬉しいご報告になります。 以前、この記事でご紹介した、幻冬舎ルネッサンス「童話コンテスト」で大賞をいただいた作品『春を呼ぶ少女』。 校正も無事に終わり、微調整も完了し、本文がようやく完成しました。 2024年1月の末頃には、電子書籍として配信される予定です!  「桜小路の作品楽しみにしてるよ」という方がいらっしゃいましたら、カレンダーの端っこにでもメモしていただければ幸いです。飛んで喜びます。 大賞のご連絡をいただいた

「眠れない夜の特効薬」#新生活20字小説

ホットミルクには、蜂蜜とあの歌の余韻を。

【ボカロ曲から詠む短歌】儚くて、切なくて、美しくて

香椎モイミ feat. 狐子「破壊少女」から 香椎モイミ feat. 音街ウナ「初恋日記」から 香椎モイミ feat. 初音ミク&巡音ルカ「Makeup」から あとがきこんにちは。桜小路いをりです。 今回の記事では、ボカロ曲から短歌を詠んでみました。 (できればシリーズ化していきたい……という希望を込めつつ)第一弾は、大好きな香椎モイミさんの3曲から、それぞれ1首ずつ。 ここからは、ひとつひとつ、簡単にあとがきを書いていきます。 1、靴底に土 アザレアの骸にはあ

【『春を呼ぶ少女』 配信中】童話コンテスト(幻冬舎ルネッサンス)大賞受賞作🌸

こんにちは。桜小路いをりです。 本日2024年1月31日、幻冬舎ルネッサンス「童話コンテスト」で大賞をいただいた『春を呼ぶ少女』が、電子書籍として配信されました。 Amazonなど、各サイトで配信中です。 表紙イラストは、イラストレーターのorieさんに担当していただきました。 「ぜひ表紙イラストには馬と女の子を……!」という私の希望を細やかに汲んでいただき、とてもとても素敵なイラストに仕上げていただいて感無量です。 ありがとうございます……! orieさんのイラス

桜小路いをりの詩が、2月1日発売の電子版『ココア共和国 2月号』に掲載されます🌸 『海のドレス』というタイトルの詩です。 電子版のみの掲載となりますが、他の皆さんの詩と併せて、ぜひお楽しみください😊✨ https://www.youyour.me/cocoa202402

「たとえ、見つからなくてもいいから」 #書き初め20字小説

明日は雨だから、虹の根っこを探しに行こう

ドキッとする「体言止め」/YOASOBI「アイドル」から紐解くテクニック

こんにちは。桜小路いをりです。 今日は、私なりの文章のテクニック、「体言止め」の扱いのお話です。 ひよっこの私が畏れ多いのでは……という一抹の不安はありますが、メガヒットのYOASOBIの「アイドル」の力も借りて、ご紹介していこうと思います。 ぜひ最後までお付き合いください。 YOASOBI「アイドル」と「体言止め」 文末を名詞で締める「体言止め」。(この一文がまさしく「体言止め」ですが。) 私は、「体言止め」って、すごく読み手をドキッとさせる表現の仕方だなと思い

「静寂が飛んでいく」#小牧幸助文学賞~20文字の小説~

ぶらんこに乗って空を蹴って、風を創る夜。

「朝は、まだ」#小牧幸助文学賞~20文字の小説~

ひと抱えの本、ひと匙の音楽。 暁闇に希う。

【推し短歌】「“好き”の瓶詰め」のあとがき。

こんにちは。桜小路いをりです。 今回の記事は、先日投稿したこちらの記事の「あとがき」です。 短歌に込めた意味や、作ったときのささやかな想い、裏側などを気ままに綴っていきます。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 1、彗星の雨が磨いた原石は極彩色の音を紡いで ひとつめは、SixTONESの推し短歌です。 「SixTONES」について、と考えたときに、まず入れたいと思った言葉が「石」と「音」でした。 「原石」にするか「宝石」にするか迷ったのですが、いつまでも「

【推し短歌】 “好き”の瓶詰め

私は、「私」を救う言葉を綴る。

こんにちは。桜小路いをりです。 「言葉で誰かの心を救えたら」と思うことがあります。 それは、たとえば私が何気なく綴ったエッセイでも、ひとつひとつの言葉を丹念に練り込んだ小説でも、短歌でも俳句でも、何でもよくて。 ただ、その言葉に触れた誰かが、「明日も頑張ろう」とか「今だけは、泣いてもいいかな」と思ってくれたら。 私の言葉に触れている時間が、心をゆるめて、その人らしくいられるものになったら。 そんなふうに、思うことがあります。 でも、「どんな言葉なら誰かを救うことが

【短歌】 陽だまりの刹那。

切り株を登るてんとう虫の背を見守るテディベアを抱く君

「承認欲求」をゆるめて発信する、私の書き方。

こんにちは。桜小路いをりです。 今、カフェでアイスココアを飲みながら、この記事を書いています。 さっきまで古典の本を読んでいたのですが、ちょっと思いついたことがあったので、休憩がてら。 思いついたこと、それは、「承認欲求」についてです。 「承認欲求」、私自身は、そこまで強くない、と思っています。 というより、あえて強くならないようにセーブしている、という感じ。 noteも数日に1回ほど更新しているくらいなので、全くないわけではないんじゃないかな、と思いつつ、「認め