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【キャリア相談】出世が見込めなくなった(41歳・会社員)

静岡市にお住いの41歳の会社員Hさんから頂いた相談を紹介します。


静岡市葵区の居酒屋「きんちゃん」でキャリア相談
ご主人の「きんちゃん」はいつも自分で釣ってきた魚を出してくれます


ご主人のきんちゃんです。今日は釣ってきた「カマス」を焼いてくれました(^^♪

敗者復活戦が無い会社で上のポストに就ける可能性がほぼ無くなりました。
この先何をモチベーションとして仕事をしていったら良いのか、悶々(もんもん)としています。

41歳・会社員Hさん

そこで今回は、Hさんのキャリア相談「出世が見込めなくなった」を頂戴して、「出世が見込めなくなった」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。

【私ならこうする】

勤め人の絶対法則とは、トップにならない限り、
『全ての勤め人は必ずどこかで「出世の壁」にぶつかり、そこで上がりになる』ことです。

よって勤め人は必ずどこかの時点で大なり小なり挫折感を味わいます。
 
① 副社長の人が、社長に昇進できず60歳を過ぎて挫折して悶々とする
② 部長の人が、取締役に昇進できず50歳を過ぎて挫折して悶々とする
③ 課長の人が、部長に昇進できず45歳を過ぎて挫折して悶々とする
 
私の知る限り、上にいけば行くほど「昇進できない」理由は理不尽となり、
挫折感は大きくなります。

残酷な現実

「出世」に関する私の考えは、誤解を恐れずに言うと、
ちっぽけな猿山(会社)の競争に早く見切りを付けてその先の大事な人生の準備を開始した方が良い」ということです。
 
なぜなら残酷な現実ですが、
「課長を長くやったことで、部長を長くやったことで、社会から求められる能力・スキルを磨くチャンスを失ってしまう」からです。
 
あるある事例を1つ
50歳を過ぎて部長で上がりになった人が、悔しさで転職を考えました。
そして希望する会社の面談で「部長なら出来ます」と自信満々に自己PRした。

創造的無能を演じる

「ピーターの法則」を生み出したローレンス・J・ピーターは、
「出世・昇進」に関して次のように語っています。
彼らしい、ウィットに富んだ示唆深い内容です。
 
「昇進を目指すと、どこかで無能の烙印を押され人生の不幸を招く、
・係長から運よく課長になったものの、課長で無能の烙印を押される
・課長から運よく部長になったものの、部長で無能の烙印を押される
それを防ぎ仕事においても、私生活においても、健康と幸福を手に入れるために、初めから昇進の話をもちかけられることのないよう「創造的無能」を演じよう」

【創造的無能】
① 変人ぶりを発揮する
② 一匹狼たれ
③ 社長専用スペースに自分のクルマを止めるなど行動に工夫する
④ 型破りの服で出社するなど外見を演出する

大切なことは見え難い

ライバルに勝ち昇進し続けていく人の多くは、
成果が見え易い目先の仕事に邁進するため、
「自分の10年先20年先のこと」「猿山の外の世界のこと」「猿山の競争に敗れた人のこと」に気付き難くなります。
 
そして多くの人は、
「自分の10年先20年先のこと」「猿山の外の世界のこと」「猿山の競争に敗れた人のこと」
の方が遥かに大切なことだった、と猿山を出た後に気付きます。
 
サン・テグジュペリ作「星の王子さま」の一節にあるように、
「本当に大切なことは目に見えない」のです。
 
幸いにも大切なことに早く気付くチャンスを手にしたアナタ。
このアドバンテージをぜひ活かしてください。

アナタの輝く未来のために!


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