見出し画像

【お題拝借】事業観(39歳・会社員)

名古屋市にお住まいの39歳の男性会社員Iさんから頂いたお題を紹介します。

名古屋市 熱田区 金山 の中華料理店「豫園(よえん)」でお題拝借
本場中国の特級料理人が作る料理はどれも美味しかったです

生産年齢人口が減少する中、人材の流動性を促進し、個人のやりがい向上を少しでも図ることが出来たらとの思いで、勤めている会社を辞めて人材関連の事業を立ち上げます。

39歳・会社員Iさん

そこで今回は、Iさんから頂いたお題「事業を立ち上げる」を拝借して、「事業観」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。


【私ならこう考える】

人生観や世界観がひとり一人違うように、事業観も人それぞれに違いますが、まず私の事業観についてお話します。
 
私は20年前の今ごろ、資金力もブランドも後援者もない、いわばナイナイ尽くしの状態で会社を立上げ、事業を経営していました。
 
ナイナイ尽くしの中で、考え抜いて辿り着いた私の事業観は、「弱みを武器にする」ことでした。
 
当社には△△がない。だからこそ(お客様のために)○○ができる!!
この△△と○○とに何を埋めるのか。
私はそのことを考え抜きました。

「持っていないことの強み」を徹底的に探す

調べていくと、既存の会社同士は、お互いに色が付いていたり、 “しがらみ”があったりして、せっかくのアイデアや技術が簡単に結合できないケースもあることが分かってきました。
 
そこで、私たちは、当時の「系列や資本関係の“しがらみ”や“トップ企業のプライド”が強い時代」を逆手にとり、
事業アイデアを掲げながらも、
【弱み】バックボーンがない
を逆手に取って
【強み】“しがらみ”がない
に変えて突き進みました。
 
その結果、怖いもの知らずと当時のベンチャーブームも奏功し、
国内2位(当時)の損保会社と国内2位の生保会社、
国内5位(当時)の化粧品会社、
地方を基盤にした、技術においては国内トップ水準のヘルスケア研究所、
の4社と
出資と事業パートナーの契約締結が実現しました。
 
お気づきのように出資して下さった各事業会社はいずれも業界1位ではなく、チャレンジャーのポジションでした。

持っている人に勝つ方法は、考え抜くこと

私のケースは、ほんの一例でしかありませんが、
アナタは、自分が目指すビジネスに、どんな事業観を持っていますか?

ちなみに、1970年の大阪万博の会場で、電電公社(現NTT)のブースに展示されていた無線電話の前で「この技術は未来に何をもたらすのかと」と釘付けになった青年がいました。
その青年の名前は、スティーブ・ジョブズです。
 
もしアナタの事業観が希薄だったら、一度自分の目的地と、自分の現在地を冷静に確認して、そのギャップを埋める方法を考え抜くことをおススメします。
事業を立ち上げるのはその後で十分間に合います。
 
そして最後に、「心身の健康」に留意してください。
私は事業立ち上げ10年後に、不摂生がたたり脳梗塞で倒れましたから。
 
アナタの輝く未来のために!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?