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自分の魂を喜ばせる

 紙とペンを用意して、「なぜ、わたしはここにいるのか?」と自分に問いかける。そして、思いついた答えを書き出していくというワークをやってみた。

 ディーパック・チョプラ『迷ったときは運命を信じなさい』に出ていたレッスンのひとつ。
(P165、第一の原理【レッスン2】です)


 同じ問いを20回続けて、いろいろな答えを書きとめ、自分の人生をさまざまな角度から眺めるように、とのことなので、気楽に、思いつくままにダーッと書いていった。
 自分のほんとうの欲望や願いを知るのが目的だから、思いついちゃったことはとにかく否定しないで書いていくようにした。
 始める前は、2~3個思いついたら終わりかなと思っていたけれど、やってみたら次々と出てきて面白かった。

 終わってから、書いた内容をながめてみると、意外なことに意外な答えはそんなになかった。
 だいたい、日ごろからなんとなく思ったり感じたりしていたことばかり。でも、「なぜ、わたしはここにいるのか?」の答えとして見てみると味わい深いものもある。
 たとえば「花や木、植物と触れ合うため」「猫と暮らし、与え合うため」などがそう。
 しかもこのふたつは、前半で出てきた。
 そっか、「そのため」に私はここにいるのか~と考えると、他愛もない日常のひとコマひとコマが、じつは自分が叶えたいと思っているからこそ叶っている暮らしなんだ、つまり、人生の夢がいまここで叶っているんだ、と感じられるようになる。

 ちなみに、1回目の問いで出てきた答えは、
「生きるため、愛するため、愛されるため」だった。

 2回目の問いでは、
「書くため、話すため、人と助け合うため」。

 そこから「喜びを味わうため」「成長するため」「安らぐため」「いのるため」などが出てきて、それらの集大成みたいな感じで後半に「自分の魂を喜ばせるため」が出てくる。
 ここで、「じゃあ、どうすれば私の魂は喜ぶのだろう?」と考えてみて、思い浮かんだ答えは4つ。

・おいしいものを食べる。
・楽しいことで笑う。
・「ありがとう」と言われる。
・書いたものが褒められる。

 私らしいなあ、と思う(笑)。
 なるべくこの4つを叶えて、自分の魂を喜ばせたい。また、自分が「ありがとう」と言われて喜ぶのだから、自分もなるべくいろんな人やものに「ありがとう」を伝えようと思った。
 そして4つめは、書かないと始まらない。なので、書く。書き続ける。

 このあたりまでくると、心がだいぶ整理されてきたような実感があった。
 で、ようやく最後のほうで「世界平和を願うため」「孤独な人の心を支えるため」「暗闇の中にいる人に光を見つけてもらうため」が出てきた。
 なるほど…。

 さきほども書いたとおり、全体に意外な内容はなかったけれど、思いついた順は意外だったというか、そこに発見があった。

 人のためや世界のためにと言う前に、自分自身を愛と喜びで満たすこと。私には、それが大切みたい。


◇見出しのイラストは、みんなのフォトギャラリーから
hoho8888さんの作品を使わせていただきました。
ありがとうございます。

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