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ぼっちくんの気づいたこと

ぬいぐるみのぼっちくんは
なかなかみんなの輪には入れてもらえません。

だから一生懸命、笑顔で「遊ぼう」と誘います。
それでも仲間には入れてもらえません。

たくさん悩みました。「なんで仲間にいれてもらえないのか」
たくさん頑張りました。「みんなの好きなものを覚えました」

だけど、それでも仲間入れてもらえません。
理由はたぶん、みんなの望むような人ではないかららしいのです。

周囲の人は言います。


「性格が問題」
「みんなの気持ちに寄り添えてないから」


とか言いたいことを言います。
全てが自己責任だと、何もかもお前に問題があると、知らんぷりします。

ぼっちくんは、もっと頑張りました。


相手の好きなものに合わせて

相手の望む振る舞いをして

相手が不愉快にならないよう清潔を維持して


相手のために


相手のために


相手のた


相手の・・・


あいて・・・のために?行動をしました。

段々と心も身体もボロボロになって、それでもまだ1人になってしまいます。

ぼっちくんは、耐えられなくなってお布団の中で泣きました。

なんで全てを合わせないといけないのか
なんで自分を見てくれない人のために動かないとならないのか
なんでわざわざ馬鹿にして排除する人たちのために頑張るのか


そう、少しだけ気づいてきました。


結局、みんなはぼっちくんことを誰も見てくれていなかったのです。


それでもぼっちくんは、少しずつ変わっていました。

身なりも、性格も、知識も、色々と学ぶことができたからです。


ぬいぐるみのぼっちくんはまだ1人ぼっちです。

今日も仲間に入れてもらうために頑張ります。

でもぼっちくんは気づき始めています。大切なことに。そうあともう少しなのです。

夢はルポライターなどです。(/・ω・)/「声なき声を」届けることや草の根活動を頑張っている人や世に出せるように、そのために使えたらなと思います。