結婚生活（男女間）に向いている男とは、どのような人だろうとぼんやり考えていた

— ニンパイ (@shinobuk) February 14, 2018

経済力のような要素はおいといて、やはり結婚に向いてそうと言われるのは、穏やかな人だろうか。穏やかそうに見られがちな人は、しばしばそのように言われるだろう。

— ニンパイ (@shinobuk) February 14, 2018

でも穏やかそうに見える人間がそのまま穏やかだったためしはあまりないように思う。状況に波風の立つストレスが嫌だから、自分を抑圧しているだけだったりする。

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向いている向いてないという話も結局は、どういう状態が望ましいか、どういう姿勢や振る舞いやマインドセットであれば、望ましい状態に近づく処方となり得るか、である。これにはレベルがある。そして最低限大事なのは当然ボトムの方である。破綻しないために、ということだ。

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関係的に破綻しないためには、不満をどのように処理するかというのが大事だろう。不満の出ない人はいないし、出してはいけないと自己抑圧すると違う形で感情が噴出する。感情を完璧に抑え込むことは人間には無理なのだ。あるいは、無理だという前提に立たないと考えること自体無意味になるのだ。

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もっとも安易に行われがちなのは、目の前の人に八つ当たりをすることだろう。自らの不協和に耐えられずに手を振り回す、相手に当たる、そんなところにいた相手が悪いのだ。不満を得ている時点で自らを被害者として正当化する気持ちになっており、すでに割りを食った自分による加害は、正当防衛なのだ。

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そうしないためには、ある種の他人行儀、親しき仲にも礼儀ありという姿勢が重要だと思うのだが、これにも問題はある。親和性を著しく欠く、つまり関係として冷たく感じられる。このあたりは性格的な相性の問題という話で終わってしまいそうだが、「相性」や「人それぞれ」はとりあえずNGワードとする。

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また、とくに子どもが生まれるとそうだが、結婚前と生活が変わる、変わらざるを得ない状況に直面したときにどうするか、というのは大きい問題である。今現在、出産は女性がするので、体調的にもどうしても女性の負担が大きく、男性はそれをサポートするような構図になる。

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大きな負担に対してどう向き合うか、何を考え何をするかというところで、ここはポイントである。長時間労働が常態化した社会、すでに労働者としていっぱいいっぱいな状況の夫、育休も有休も取れない社風、しかも実家のサポートも難しい…というケースは多いだろうし、その労苦によって不満は溜まる。

— ニンパイ (@shinobuk) February 14, 2018

長すぎるのでそろそろはしょるが、結局のところ「お互いの不満をどう調整するか」という部分が重要ではなかろうか。そのときに、自分だけが割りを食っているという思いがあると、その思いから、感情的な振る舞いがエスカレートする。

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そうしないためには、ある種メタ的に、「この不満をどう調整するか」という意識がお互いにあるといい。それには、自分と一緒にいるこの相手は自分の敵ではなく味方である、という認識が不可欠で、そこで躓くケースは案外多いのではと思う。まあ、敵か味方かという捉え方はすでにかなりいびつなのだが。

— ニンパイ (@shinobuk) February 14, 2018

そのようにフラットに捉えるというのはある種の成熟であると思う。そして、向いている人とはどんな人かに立ち返ると、性格自体が問題というよりも、自分の性格を知ってどう制御するか、一線を越えないようにどう持ちこたえられるかというところが肝要になるように思う。結局は成熟が必要ということか。

— ニンパイ (@shinobuk) February 14, 2018

献身性や、相手は自分と違うのだという意識が必要だろうというのと、あとは無理をしないことね。自分が非常な我慢をしてるというのは、相手に非常な我慢を強いているのと同じことだし、なにしろ続かない。生活は続けることが大事なのだ。この時だけ良ければ良い、というものではない。

— ニンパイ (@shinobuk) February 14, 2018