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【左脳めし】本当に欲しいものがわかる16の基本的欲求とは?

スティーブン・リース著「本当に欲しいものを知りなさい──究極の自分探しができる16の欲求プロフィール」は、人間が持つ16の基本的欲求から、自分やまわりの人を深く理解して、人それぞれの幸せの鍵を見つけようとする書籍です。

16の基本的欲求は次の通りです。

16の基本的欲求

力:他人を支配したい
独立:人に頼らず自力でやりたい
好奇心:知識を得たい
承認:人に認められたい
秩序:ものごとをきちんとしたい
貯蔵:ものを集めたい
誇り:人としての誇りを求める
理想:社会正義を追求したい
交流:人と触れあいたい
家族:自分の子供を育てたい
地位:名声を得たい
競争:競争したい、仕返ししたい
ロマンス:セックスや美しいものを求める
食:ものを食べたい
運動:体を動かしたい
安心:心穏やかでいたい

これら16の欲求別に用意された幾つかの質問に答えることで、どの欲求が「とても重要」か「人並みに重要」か「それほど重要ではない」かがわかります。

例えば「力」の場合は、次のうち1つでも当てはまるものがあれば、力への欲求は「とても重要」となります。

1 同世代の人にくらべて、とても野心的だ。
2 いつも指導的な役割を果たしたいと思っている。
3 同世代の人と一緒にいるときは、たいてい支配力をふるう。

また、次のうち1つでも当てはまるものがあれば、力への欲求は「それほど重要ではない」となります。

1 同世代の人にくらべて、極端に野心がない
2 人と一緒にいるときは全般的に、従属的な態度をとりがちだ。

どちらにも該当しなかった人、またはどちらとも当てはまった人は、力への欲求は「人並みに重要」となります。

で、16の欲求に対する答えをまとめると、その人の「欲求プロフィール」が出来上がります。

心理学の世界では、アブラハム・マズローが人間の欲求を5段階の階層で理論化した「自己実現理論」が有名ですが、こちらはそれよりも細かい分類ですね。

その細かさのおかげで、ポケモンが大ヒットした要因が見えてきます。

ポケモンの開発陣が力を入れた4つの要素

それは「収集、育成、対戦、交換」です。

この4つの要素は、以下の基本的欲求に当てはまっています。

収集→貯蔵:ものを集めたい
育成→家族:自分の子供を育てたい
対戦→競争:競争したい、仕返ししたい
交換→交流:人と触れあいたい

もちろん、大ヒットの要因はこの4要素だけではありませんが、ハマる一因になっていることは間違いありません。

最近は、こうした人間が持つ基本的欲求という面から、ゲームの企画や運営状況を分析することは珍しくなくなりました。

皆さんがこれまでにハマったゲームにも、きっと16の基本的欲求のいずれかが取り入れられているはずです。
そのゲームはまさに、あなたの欲求プロフィールを表していると言えるでしょう。

左脳めしとは?
論理的思考力を司る左脳にとって、栄養源となるコンテンツを指します。
「東雲創作堂」では、クリエイターに向けて様々な左脳めしを紹介しています。

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