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【仕事術】新人研修中の新社会人に伝えたいこと

今日は4月に入って最初の週末ですね。
新社会人の皆さんは、どんな週末を過ごされてますか?
精神的にも肉体的にもぐったりして、昼まで寝ていたとか(笑)

それは無理もないかもしれません。
新人研修って、結構ハードですからね。
しかも、生活リズムや生活環境、人間関係まで変化していますし。

新人研修に潜む大事なこと

新人研修では覚えることが沢山あって大変だと思いますが、それは必要な通過点だと思って受け入れましょう。
(もちろん、度が過ぎるハラスメントとか受け入れちゃダメですよ。このnoteでは、そうしたブラックな行為は論外として話を続けます)

少々ハードだったとしても仕方ありません。
研修とは、そういうものです。
なぜなら、「知らなくて、できないこと」が、沢山あるのですから。

しかも、そこにはとても大事なことが潜んでいるんです。

知らなくて、できないことが沢山ある

ということは、

「知れば、できることが沢山ある」

ということです。

これを別の言い方で表現すると「伸び代がある」といいます。

伸び代(読み)ノビシロ
能力を出し切ってはいず、まだ成長する余地があること。「芸の伸び代が大きい」
[補説]平成17年(2005)前後からスポーツ界で使われ、多方面に広がった。
【デジタル大辞泉より】

ここで注意して欲しいのは、「既に知っているのに、まだ行動していないから、できていない」という場合は「伸び代」ではありません。
知った以上は、行動しようがしまいが、それは「実力」です。
どんな理由があろうと、本人が自ら選択したことですから。

自分の伸び代を生かすために

まずは「勉強」と「学習」の違いを意識しましょう。
以下に2つの言葉の意味を並べます。さらっと流して構いません。

勉強(読み)ベンキョウ
① 学問や技芸を学ぶこと。学習。
② ある目的のための修業や経験をすること。
③ (商人が)商品の値段を安くして売ること。
④ 物事にはげむこと。努力すること。
⑤ 気が進まないことをしかたなくすること。
【大辞林 第三版】
学習(読み)がくしゅう
① まなびおさめること。勉強すること。 
② 〘生〙 生後の反復した経験によって、個々の個体の行動に環境に対して適応した変化が現れる過程。ヒトでは社会的生活に関与するほとんどすべての行動がこれによって習得される。
③ 〘心〙 過去の経験によって行動の仕方がある程度永続的に変容すること。新しい習慣が形成されること。
④ 〘教〙 新しい知識の獲得、感情の深化、よき習慣の形成などの目標に向かって努力を伴って展開される意識的行動。
【大辞林 第三版】

「勉強」の意味には“学習”とありますし、「学習」の意味には“勉強すること”とあります。それだけ、この2つは近しい意味を持っているわけです。
この2つの違いをわかりやすく説明すると、

勉強は、無理を強いてでも得ようとすること。
学習は、あらゆる経験によって得られること。

という違いがあります。

「勉強」のわかりやす例は、“行かなければいけない”という意識で行く、学校での学び。
そんな学校のように「誰かから強いてやらされる勉強」は、新人研修が最後です。
その後は「勉強」ではなく「学習」が中心の世界になります。

「学習」が中心の世界とは「経験」がものをいう世界。
ただし、「実力」があるから良い結果(経験)になるわけはなく、あらゆる経験を生かそうとした結果が「実力」として積み重なっていく世界です。

それが「知れば、できることが沢山ふえる」学習の世界
最大の特徴は、新たな知識を得るために学ぶことが楽しくて仕方がないこと。

ぼく自身、学ぶことが心から楽しくなったのは社会人になってからです。
学生時代よりも、社会人になった後の方が、多くのことを学びました。

学習を通じて、仕事を楽しんで下さい。
仕事は楽しいのがイチバン! ですから。

まとめ

・新社会人は「知らなくて、できないことが沢山ある」という意識から、「知れば、できることが沢山ある」という意識に変えよう
・意識を変える必要があるのは、社会人になって「勉強の世界」から「学習の世界」に変わったから
・「学習の世界」は、あらゆる経験を生かそうとした結果が「伸び代」を「実力」に変えていく世界
・その世界の最大の特徴は、新たな知識を得るために自ら学ぶことが楽しくて仕方がないこと
・学習を通じて仕事を楽しもう。仕事は楽しいのがイチバン!

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