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【仕事術】スケジュール管理とは

前回は「マネジメント」について深く理解すべく、「シンプルに捉え直す」という方法をとりました。
今回は「複数の要素に分解して捉え直す」ことで深く理解できることを扱います。

それはスケジュール(schedule)です。

スケジュールの意味を調べると、だいたい「あらかじめ具体的に立てられた予定。日程。また、それを表した予定表。日程表」といったことが示されています。
この意味はシンプル過ぎて、どんなアプローチをしたらより良い仕事につながるのか、ちょっと想像しにくいのではないでしょうか。

「スケジュール管理」という言葉も、「あらかじめ具体的に立てられた予定を管理すること」という意味になるだけで、つかみどころがありません。

そこで、「スケジュール」という言葉を、次の3つの要素に分解して、捉え直してみます。

項目、時間、順番

「項目」に関する「時間」と「順番」を明らかにすること。
それが「スケジュール管理」です。
次のような図にすると、よりわかりやすくなります。

一番左の列が項目。
一番上の行が日付(時間)。
その2つが交差するところに、各項目に使う時間が順番に記されています。

この図、見たことありますよね。
いわゆる「スケジュール表」です。

つまり、スケジュール表とは「項目」と「時間」と「順番」を明らかにした表。
そして、このようにして仕事に関する「項目」と「時間」と「順番」をわかりやすく捉えることが「スケジュール管理」です。

となると、優れたスケジュール管理をするために何をすればいいのかも、なんとなく想像がつくのではないでしょうか。

優れたスケジュール管理のポイント

・「項目」を間違わないようにする
・「時間」を
間違わないようにする
・「順番」を間違わないようにする

つまり、「項目」と「時間」と「順番」の精度を高めることが、質の高い仕事につながります。

ビジネスツールも管理するポイントは一緒

よく「仕事の質を高めるためにビジネスツールを活用しよう!」と言った謳い文句で、「スケジュール管理ソフト」とか「プロジェクト管理ソフト」とか「タスク管理ソフト」が紹介されていませんか?

あれも「項目」と「時間」と「順番」を整理するという点で、押さえていることは同じです。
ただ、様々な機能に目を奪われていると、その大元が「項目」と「時間」と「順番」の管理であることは、なかなか見出せません。

反対に「項目」と「時間」と「順番」の管理がスケジュール管理の本質だとわかれば、ちょっとしたプロジェクトはエクセルで十分管理できるようになります。大げさなツールは必要ありません。

その代わり、エクセルが重くなるような沢山の項目を長期に渡って管理する大規模なプロジェクトは、シンプルで動作の軽いソフトを使った方が、効率よくスケジュール管理できるでしょう。
ただし、様々な機能を使いこなそうとするよりも、「項目」と「時間」と「順番」で管理するという本質を見失わないことが大切です。

スケジュール管理は難しくない

だって、「項目」と「時間」と「順番」を間違えないように努めるだけですから。
それを何度も繰り返していれば、どんどん慣れてきます。
どんどん慣れれば、精度を高める余裕もできてきます。

お試しあれ!

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