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不得意の裏側にある自分の価値

今回は、『不得意の裏側にある自分の価値』という話です。
 

自分には何ができるのか。
得意なことは何か。
 
それを見つけられると、コストをかけてそれを磨いて延ばしていくことができます。
 
では、どうやって見つければよいのか。
 
一つの方法として、自分の不得意なことに注目してみる、というのがあります。
自分が不得意だと思っていることの裏側に自分の価値を見出すことができます。
 
そのような話をしてみたいと思います。
不得意なことばかりで自分の価値を見つけられない、と思っている方の参考になればと思います。




音声配信をしていますと、
「とてもわかりやすいです」と、
リスナーさんからコメントをいただくことがあります。
 
そう言われると、とてもうれしいです。
コンテンツをわかりやすく話してお届けするというのは、私が意図していることだからです。
 
私は本業でたまに講演を依頼されて人前で話すことがあります。
 
いつも必ずと言っていいほど、受講者のアンケートに、
「とてもわかりやすかったです」と
書かれます。
 
最近も講演後に主催者から、
「とてもわかりやすい話、ありがとうございました」と
言っていただけました。
 
いつも安定して「わかりやすい」という評価を得られるようになりました。
 
 
なぜわかりやすく話すのかと言うと、私自身が難しい話をされると理解できないからです。
難しい話を理解できないという気持ちを十分わかっているので、自分が話すときはなるべくわかりやすく話すのです。
 
大げさに言えば、
自分がその痛みをわかっているから誰かにそうはさせないようにしたい、という思いがあるのです。
 
 
難しい内容が理解できないのは、人の話だけではなく、書物も一緒です。
私は難しい本を読んでもすぐには理解できません。
 
とくに教科書や受験参考書、学術書は説明が足りないし、優しくない。
だから自分ならこう説明するのにと、本の内容をわかりやすく誰かに説明するようにいちいち自分の言葉で言い直します。
そうやってなんとか理解するのです。
(難しい本を一読して理解できる頭の良い人は、理解できない人の気持ちをわからずに、そのまま難しい言葉を使うのだろう。きっと)
 
心理学や精神医学の学術書は難しいですよ。
本を売ろうという気がないですよね。
(多くの人に売ろうという気があれば、絶対わかりやすく書くでしょうに)
 
 
このように私は難しい話を理解できないという自分の不得意をバネに、わかりやすく話すのでした。
 
 
それと、もう一つ私の特技。
人と話すときに相手に緊張させない。
 
対人援助、相談業務が私の仕事ですから、相談者には緊張させない配慮ができます。
 
これも、もともと自分が人と話すと緊張する人間だからです。
緊張する人の痛みがわかるから、他の誰かにはそうはさせない、という思いがあります。
 
自分ならもっとこう話すのに、こういう雰囲気を作るのに、と今まで思ってきたことを相手にしているのです。
 
 
ウィークポイントはネガティブに思われますが、弱者の視点を持っているということがストロングポイントになります。
 
 
 
今回は、不得意の裏側にある自分の価値を見出しましょうという話でした。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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