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集中力を高めるポモドーロ・テクニック

前回はタイムプレッシャー法を使った時間術の話をさせていただきました。
 
引き続き、集中力を高めるための時間術として、前回も少し触れた私がやっていたタイマーを使った勉強法について書きたいと思います。
 
机に向かって勉強をするときに向いている方法だと思います。
集中力に自信がないという方は、この方法を参考にしていただければと思います。




ポモドーロ・テクニック」という方法です、ご存知でしょうか?
 
タイマーを使って、25分の集中した作業と5分の休憩をくり返すというものです。
 
イタリア人の作家のフランチェスコ・シリロが考案した時間管理術です。
「ポモドーロ」はイタリア語で「トマト」。
シリロが学生時代に使用していたトマト型のキッチンタイマーにちなむそうです。
 
方法は上記のようにシンプルです。
 
 
心理学的には、締め切り効果(Deadline Effect)が働いています。
締め切りがあることでプレッシャーが与えられ、行動のパフォーマンスが上がる効果です。
 
「いつでもいいよ」
と仕事を頼まれると、お言葉に甘えてゆっくり取りかかりますが、
 
「今日の15時まで」
と言われると、
「あと2時間しかないじゃん」
と集中して取り組もうとします。
 
 
ポモドーロ・テクニックは時間を区切りますので、
この1回、この1回にと、全力で集中することができます。
 
それもこのテクニックの良いところ。
 
 
私個人的に注意しているポイントがあります。
 
それは、キリが良くなくても途中で中断して休憩するということです。
 
ザイガルニック効果というものがあります。
やりかけが気になって頭から離れないというものです。
 
休憩後に作業へいかにすぐ戻れるかが大事です。
キリの良いところまでやってしまうと、頭から離れてしまい、作業に戻るのが億劫になります。
 
 
先にも書いたようにポモドーロ・テクニックは、机に向かって勉強をするときに向いている方法です。
 
私も公認心理師という国家資格の試験勉強のときに使っていました。
 
時間は必ずしも25分でなくても良いそうです。
私はどちらかというと集中力が続くので、60分集中、10分休憩で行っていました。
(集中力が続かない人は短い時間で)
 
タイマーで時間を計って60分。
何ページから何ページまで読むぞ!と決めます。
 
このとき大事なのは、自分の限界をちょっと超えるくらいのページ数に設定にすることです。
無理かもと思うのですが、タイムプレッシャーがかかり、読めてしまうのです。
 
そんな工夫をして勉強をしていました。
 
 
 
今回は、タイムプレッシャー法を使った時間術として、ポモドーロ・テクニックを紹介しました。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
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小林いさむ|公認心理師

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