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50歳からの心の成長、変わったなと思うこと

昔の私は今よりもずっと大人でした。

物事を素直に見ることはせず、斜に構えていて、どちらかと言えば批判的。
皮肉も言えば、そういうことに面白さを感じるし、少々のことでは感情が動きません。

でもそれは、感情に蓋をして心を麻痺させていただけ。そうやって、心が傷つくことを恐れて強がっていただけ、ということに気がつきました。

子育てをしながら自己を見つめ直し、感じたのは「自分の中にまだ成長しきってない部分がある」ということ。

感情を表に出すことができずに抑え込んだままだったというか、どこかで心の成長をすっ飛ばして大人になっていたんです。
心の蓋を取り除いてみたら、そこには幼子の姿をした素直さがそのまま存在していました。

そのせいでしょう、パートに出てからは感情が揺れまくりで、さまざまな攻撃を受けてきました。既に大人なので、振り回されたからといって子供のようにダイレクトにダメージは受けないのですが、それでも当然傷つきます。

経験から追い詰めるやり方や支配する方法を知ってはいても、影響を受けない為には相当なエネルギーが必要です。溢れ出す感情を外に出し、震える心をフラットに戻し。

この数年は、意識に入り込んでくる人たちから距離をとり、攻撃を受け流す方法を実践してきたのですが、こうして振り返ってみると、全てが自分にとって必要な体験だったような気がします。

どうやら、心を成長させるためには、成長が止まってしまった時点に戻って、そうなった原因を取り除く必要があるようです。つまり、過去の苦しかった出来事を追体験し、封印してしまった感情と向き合い、それを乗り越えなければ前には進めないというわけです

決して楽なことではありませんが、もう一度その感情を受け入れることで、ようやく記憶の中に「ツラすぎて語れないほど悲惨な思い出」が浮かばなくなりました。
育った家庭環境も学生時代のことも感じるのは懐かしさだけで、強く込み上げていた怒りも悔しさも消えて不思議なほど穏やかです。

実はもう一つ明らかに変わったことがあります。それは人格。
以前は、心の中にもう一人の自分が存在していて、理想というか、現実の自分とは違う自分がいたのですが、最近は一人だけ。心の世界がなくなって、現実と空想が同じフィールドに存在していると感じるようになりました。

心理学的なことはよくわかりませんが、精神的には落ち着いた状態というか、実は、この状態が当たり前のような。変な話、パートを始めた頃に比べると、本当に心が成長したと思います。

言いたいこともはっきりと言えるようになったし、以前のようにただ我慢するだけということもなく、何かを期待しながら耐えることもなくなりました。

自分が楽しく生きていれば、その楽しそうな雰囲気に人が寄ってくる

ということで、そろそろこのnoteに書く内容も変革の時期に来たのかもしれません。

より良い老後のために……そろそろ具体策を考えてみたいと思います。



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