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攻撃されても平気になれる自分になる方法〜まとめ

前回までの内容。

これまで4回に分けて「パート主婦のハルさんが、新しくスーパーで働くことになった」体験をもとに人に対する攻撃法を実例で書いてみました。

多少アレンジはしましたが、内容はそのままです。実際に文字にしてみて驚いたのは、色々な方法が使われていること。太字が今まで出てきた方法になります。

1:ストローマン論法                
2:ダブルバインド 
3:人格否定 
4:睨むハラスメント
5:メモリーハック 
6:集団圧力
7:ネガティビティバイアス
8:誤前提暗示
9:フットインザドア
10:エンハンシング効果
11:怒鳴るハラスメント 
12:カチッサー効果
13:アサンティブクロージング
14:人形使いハラスメン  
15:道化師ハラスメント 
16:人柱ハラスメント

残りについても例を挙げてみると、

ダブルバインドというのは、「別に行っても、行かなくても、どっちでもいいよ」と言っておきながら、「じゃあ、行かないでおこうかな」と言えば「それだと実際に確認できないよね」と反論し、思う方向へと相手を誘導するやり方です。
「選択肢があるようで実は無い」場合と、「どちらも否定されて何もできない」というかなり強烈なものまであります。
攻撃というよりは支配に近いので、親しい間柄でもよく使われます。

フットインザドアは、「ごめんね、この日だけなんだけど、時間を後ろにずらしてもらっていいかな」と言われて「いいですよ」と言ったら、次の月から当然のように時間がずらされていた、という「小さな要求を受け入れたらいつの間にか要求が大きくなっている」というパターン。「最初に許しちゃうと当然になるから、はっきり断った方がいいよ」と言われるほど、新人が陥りやすい罠です。

エンハンシング効果というのは褒めまくる方法。
「さすが、デキる人は違うね」なんて言われたら、つい使命感に燃えて頑張ってしまいますよね。上司に認められるのは嬉しいもの、そこを巧みに利用されてしまうこともあります。何事も健康第一に考えれば大丈夫。

アサンティブクロージングとは。
まずクロージングというのは相手に圧迫感を与えることなく自分の提案を受け入れてもらえることを指します。アサンティブというのは「みなし」という意味で、そうなることを前提に話を進めていくことです。
洋服を試着して説明を受けると断れない雰囲気になるとか、不動産の内見などで、住むことを前提にしたような話をされると契約した感じになる、というのがそれです。

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というわけで、人を動かす方法は、痛いだけではなく、気が付かないうちにハマってしまうやり方まで様々です。

ポイントは、人と自分との間にちょっとだけ距離を置くこと

嬉しいことは良いのですが、無理してしまったり、断れない雰囲気だったり。気を許した途端に自分が気にしていることをズバッと言われて、ショックを受けることもありますよね。

それって小学校のプールと同じで、最初は「冷たっ」と飛び上がるけど、ちょっとずつ慣らしながら首までつかれば落ち着きます。強い刺激も受け入れてしまえば慣れるもので、「冷たいです、冷たいけれど、それが何か?」と言えればOK。

つくづく、人というのは、自分と波長が違う相手には優しくありません。勝手に腹を立てたり、排除しようとムキになったり。

そんな環境でつい目立ってしまったら、冷たいプールに入ったと思って明るく笑顔で謝っちゃいましょう。
反省しなくてゴメン、感情が出ちゃってゴメン、全ておっしゃる通りで、I'm sorry❣️

嫉妬される時は自分らしく輝いている証拠です。攻撃されても距離を置いて、「残念、届きませんね」とふざけているくらいが丁度いいのかもしれません。


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