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近親者を亡くした友人に対する言葉

とある掲示板で、「えっ 私のことを書かれてる?」
と思うような話があったので書きます。


ご主人を亡くした女友達を励ましたい
自分も両親を亡くした独り身なので共感できる
しかし友人からは「夫と両親は違う」と言われた


さすがに私は言葉にはしなかったけど、そう感じた事があった。

同じ近親者であっても、親と夫では関係性が違うように、亡くした時の感覚も違う。
「独り残された」ことは同じであっても、まったく同じ気持ちではない。

あの時の私

には、
「励ましてくれる気持ちはありがたい」
と思う余裕がなかった。

どうして欲しかったか?


今思うと、「ただ寄り添って欲しかった」
つまり、話を聞いてもらいたかった。
アドバイスはいらなかった。

この気持ちを他人に理解してもらう事は無理だと思う。
それをわかった上で付き合うのが友達なんだ。

他にも言われてモヤっとした

励まし言葉はある。

○亡くして1か月後に「もう乗り越えた?」
  →んなわけない・・・
○「お菓子作りをしなよ。楽しいよ」
  →独りなのに作ったお菓子を誰と分けるんだよ
○「お願いだから生きていて」
  →それは私が決める
○旦那さんがお空から見てるよ
  →居るんだったら空から連れてきてくれ

いま思えば、

その友人が精いっぱい考えて伝えてくれたありがたい言葉だ。
人の価値観もそれぞれだから、幅広く理解すればよかった。

でも、キャパ越えだった。

その言葉がきっかけで距離を置いた友人もいる。

グリーフケアはコロナの影響で活動している団体が無かった。

人は変えられないので自分が変わるしかない


・人には様々な価値観があることを理解する
・気持ちだけありがたく受け入れる
・必要に応じて離れる

自分が励ます立場になった時


全力で寄り添いたいけど、自分の価値観は押し付けない。
これ注意点だ。
私は自分の強い記憶があるから、自分の価値観を善と捉えてしまう可能性がある。


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