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最近見た映画②

La notte 夜
イタリアの白黒映画。比較的静かな感情の魅せ方だけど、その静かさが伝わってきて胸が苦しくなる。22歳とは思えない大人びた雰囲気に真っ直ぐ純粋な奔放さをもつ彼女。個人的に夫人もすごく美しく年を重ねられてるなぁって思ったけどな。「愛してないって言って」微かな希望が残ってるからこそ苦しい今を完全に否定してほしかったのかな。

レイニーデイインニューヨーク
アメリカ映画。映画監督に俳優に、、、。と次々でてくる年上の男性に惹かれてしまうのは女学生には抗いがたいかもね。主人公の男の子のウィットに富んだ言葉選びが好き。ポーカーに勝って、無造作に突っ込まれたお金をどうでも良さそうにポケットから出しているのが印象的だった。雨の音が心地よい作品だったなぁ。最後はまぁその2人がくっつくよねお幸せに :)

ミモザの島の消えた母
家族のタブーの話である母親の死。少しずつ真相に近づいていくあの感覚。あぁ見えてきたってなる。女性同士の恋愛が描かれた作品が多い気がするフランス映画って。たまたまそんな映画ばかりみてるのかな?
娘ちゃんと通じ合えてよかったなぁって思う本当に。この後家族の問題は修復していくのかしら。直接怒りをぶつけられないからこそ、問い詰めることが出来ないからこそ、なんだかリアルな感じもする。結局一言も言い残さなかったあたりが、すごく印象的。

シェルブールの雨傘
前編ミュージカル。お金持ちとの結婚か恋愛結婚か。恋に溺れるには女の子は賢すぎたのかもしれない。けれど乙女は最後まで乙女であったからこそ、なんとなく寂しさが残っているのかなぁ。
マドレーヌがオレンジのワンピースを着てオレンジ色のカフェでアイスクリームを食べているシーンがなんだか幸せ。
アメリカぽいフランス映画だなぁとなんとなく思った。

Wave
映画の至る所に音楽があって、歌詞で想いを表しているのがなんだか好きだなぁってポイント。前半のお兄ちゃんの苦しみから後半の妹ちゃんの苦しみ。恨みたいけど恨みきれない辛さ。なんだか悲しさは溶けない。妹ちゃんの彼氏さんは本当に素敵な人だなぁとあったかい気持ちになれた。最後のシーン手放しで自転車に乗ってたのは、秘密を伝え開放されたことを意味していたのかな?全体的に少し希望が見えてきたけど、絶対にどう頑張ってもハッピーエンドにはなれない暗さが漂う

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