カロリーゼロ これならいいの?
目次
人工甘味料とは?
甘味度
メリット
デメリット
まとめ
1)人工甘味料とは?
砂糖を含む甘味料とは、糖質系甘味料と非糖質系甘味料に分類されます。そのなかの非糖質系甘味料が天然甘味料(ステビア、甘草など)と人工甘味料に分けられます。
人工甘味料は、字の如く化学的に合成された甘味料。自然界には存在しないものです。
人工甘味料には、アルパルテーム、アセスルファムカリウム、サッカリン、スクラロース、ネオテームなどが知られています。
2)甘味度
甘味の強弱を表すに、「甘味度」という尺度があります。甘味度は砂糖を「1」として評価します。
糖アルコールの甘味度は0.2~1.0と穏やかな甘味です。一方、非糖質系甘味料の甘味度は数万というものもあり、砂糖よりもはるかに甘いため、少量で甘味をつけることができます。
・人工甘味料 一覧(砂糖;1)
アスパルテーム 甘味度200
アセスルファムカリウム 甘味度200
サッカリン 甘味度700
スクラロース 甘味度600
ネオテーム 甘味度13000
3)メリット
〇カロリーの摂取量を抑えられる
最大のメリットと言えるのではないでしょうか。少量で十分甘みがあるため、ダイエット中でもカロリーを気にせずに甘いものを味わえる。
〇血糖値に影響しない
人工甘味料は「非糖質系」の甘味料なので、糖質が含まれていません。そのため、血糖値を上昇させないという特徴があります。
〇むし歯の原因にならない
砂糖はプラークの形成と酸の発生を促進する作用の高い食品であるため、むし歯の原因となりやすいのですが、人工甘味料にはこのような作用がないため、むし歯の原因とはなりません。
このほか、キシリトールなどの糖アルコールもむし歯を発生させない甘味料として知られています。
4)デメリット
〇甘さに対する依存が高まる
カロリーがない事で制限なく摂ってしまうと、甘味に対する感覚が鈍化してしまい、甘い物をより多く摂取してしまう可能性もあります。
〇肥満や糖尿病との関連性が報告されている
人工甘味料を摂り過ぎることにより、肥満や糖尿病発症の危険性が高まることが示唆されています。摂食行動が促進されたり、甘味に関する感覚が鈍くなり、より多くの糖質を摂ってしまい、太りやすくなると言われます。
〇腸内環境の悪化につながる
腸内細菌叢のバランスが崩れると言われています。
〇副作用の危険
アセスルファムカリウムには次の副作用の報告があります。嘔気、下痢、腹痛、頭痛、うつ状態、発癌性のリスク。
授乳中や妊娠中はアセスルファムカリウムの摂取を避けた方がいいと言われます。
5)まとめ
人工甘味料はカロリーゼロなので嬉しい話ですよね。
しかし、生活習慣病を持っている方は、おすすめいたしません。カロリーゼロによりる弊害もあった訳です。糖質の摂食過多が見られたり、腸内環境もおかしくなるかもしれません。私自身としては化学的に作られたものであることが、気になります。
ただし、今やいろいろなものに入っている人工甘味料ですので、すべて摂らないというわけにはいきません。ジュースやお菓子などに関してははあまりとらないように気を付けられればいいですよね。
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