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蒲郡文化研究 #1

こんにちは。
潮風編集部のだまちんです。

今月からいろんな人の連載が始まっていきます!
全部を読むも良し、自分の興味あるものを読むのも良し!
ゆっくり楽しんでください。

私がこれから書いていくのは
「蒲郡文化研究」です。
漢字だらけのタイトルなので多分ウケは悪いなと思いつつ、
私たちがこれまで、そしてこれからも活動していく蒲郡市が
どんな文化を持っているのか
自分なりに読み解いていきたいと思い
興味を持った分野を時には文献等をあたったりしながらアウトプットしていきたいと思います。

もしも蒲郡マスターの方が読者にいて
「それは違います!」ということがあれば
遠慮なく言ってください!

#1 蒲郡市の文化施設について

蒲郡の文化について考えていく時に、
まずはキャパシティを洗い出してみようかと考えました。

じゃあ何で測るか考えてみると、とりあえずハードがどれくらいあるか
といったところから見ていくのが分かりやすいでしょう。

蒲郡市は人口8万人弱のまちです。
新潟県燕市や東京都あきる野市とか人口規模は似ている気がします。
面積は56.92㎢。
大きさは大阪府泉佐野市、熊本県荒尾市辺りが近いそうです。

さてさて、これからいろいろなまちと比較などをしながら
我がまちの文化の現状を分析し、
私たちの活動はどうあるべきかを検討していくのですが
そもそも現状まちにある文化施設等はどうなっているのか…。
とりあえず思いつく限り挙げてみます。
(何をもって文化施設と呼ぶかは細かい定義は置いておいて
独断で文化的な場所だと思うところを挙げています。)

・図書館
・市民会館
・博物館
・生命の海科学館
・文学記念館
・公民館

あたりがまず公共的な場所でしょうか?
他にも文化的なものを享受できる場所は
本屋さん、後は陶芸の窯や作家さんのギャラリーなどでしょうか。
後はおしゃれな飲食店でポップアップの展示をしていたり
民藝品や古物を販売しているお店もあります。
他には年に数回ある「森、道、市場」などのイベントでしょうか。

こうしてみると結構文化資源ありそうな気がしますが
美術館や映画館、企画ギャラリーなどはありません。
文化協会の方たちが、
定期的に油彩画や水墨画等、
制作した作品を定期的に発表する機会はありますが
若い人の作品はなかなか目に出来ないと感じています。

小さなまちでいろんな文化を知るには?

今もなくなったわけではないですが、
映画館がなかったからこそ
レンタルビデオ屋さんでお小遣い握りしめて
(5本で1,000円…。今日はどの作品を借りようか…。)
と下調べせずに、ジャケットが気に入った作品を見漁っていたのは
尊い時間でした。

そういったところから文化を
知っていく窓口はあるにせよ、
全国的に有名な舞台がみられるとか
あの有名なアーティストの個展が観られるとか
そういったものはこのまちにおいては
何かしらの努力をしないと不可能な状態であります。

せっかくいろいろな才能を持っている人が
このまちにいたとしても
芽吹く前に選択肢がなくなってしまうのは
なんて惜しいことなのだろうと思っています。
自分に才能があるとは言いませんが
もう少しいろいろな選択肢があることを
子どものときから知っていたら
将来少し変わっていたのだろうなと感じていました。

(実は小学生くらいのときにかっこいいスニーカーの
デザイナーになりたいと思っていたけど
誰にも言うことが出来なかった…)

少し足を伸ばせば、
大きなまちで映画も新しいカルチャーも触れる事はできます。
けど、時間的、金銭的なコストが都会より多くかかるため
ハードルは上がってしまいます。
子どものときなんてなおさら、
親の収入や趣味嗜好で機会をもらえなかったり
ということもあるものですから
どうすれば平等に文化芸術を振興出来るのかというのは
かなり難しい問題だなと思っています。

じゃあそのことに悲観して
何も行動しないでいいのか…
という葛藤もあり私はMikawa Art Centerをほそぼそとやっております。
ちょっとしたことでも
誰かのなにかのきっかけになればいいから。

でも、今まで無鉄砲に
企画とかしてきたので
改めて少しずつ勉強しながらコトを進めていきたいと思い
この連載を通して
自分の学び&みなさんへの情報提供が出来たらいいなと思っています。

まとめ

初回なので、内容はあまりなかったのですが、
要は人口規模や面積に対して
私たちが実施できる最適解は何なのかを
今後探っていきたいと思います。
誰しもが文化芸術にアクセス出来るまちを目指して!

ということで
どうぞこれから楽しみに(?)
していただけたら幸いです!
ほんとに気が向くときに読んでください。

それではまた来月に!

だまちん

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《こんな人が書いてます!》

ライター:だまちん
プロフィール:1992年、愛知県蒲郡市生まれ。
Mikawa Art Center[MAC]代表。
地元に気軽に文化に触れられる場がないことに問題意識をもち、
「アートでまちをもっと豊かに」することをミッションにMACを立ち上げる。
蒲郡市にどのような表現の場を創るべきかを仲間とともに日々検討中。
2016年 あいちトリエンナーレ2016 豊橋会場コーディネーター
2023年 ととのう温泉美術館 コーディネーター

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『潮風』では、蒲郡にまつわること、自身の表現について発信をしていただけるライターを募集しています。未経験者も大歓迎!みんなで創るメディアを目指しています。ご興味のある方はコメントやInstagramのDM、メールアドレスからお問い合わせください!

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