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スペンサー•ジョンソン「チーズはどこへ消えた?」

実家にあったこの本。母が、「いいと話題だから買ってみた」と言っていた本です。
私も気になって読んでみることにしました。読み始めると、一時間ちょっとで読み終えられるほどの短い物語ですが、大切なことがぎゅっ、ぎゅっと詰まっているものでした。

登場人物は変化に早く気付く「スニッフ」、すぐに行動に移せる「スカリー」の鼠二匹と、変化に怯え、変化に適応することを拒む「ヘム」、最初は戸惑っても、うまく変化に順応しようとする「ホー」の小人二人。

読み終えると、自分はこの登場人物たちの誰に似ているだろうと考えました。考えてみると、「今までの自分はすぐに変化を読み取り、適応しようとするスニッフやスカリーではない。けれど、ヘムほど頑なに変化を嫌うほどでもないな、ホー寄り…かな、完全なホーではないけれど」というのが自分の中での結論です。
けれど、自分はこれから先、スニッフやスカリーのようになりたい。とも思いました。

この本を読んで学んだことは
「変化に早く気付いて、すぐに行動に移すこと」
「現状に固執する自分を笑えたら、強い」

印象的な場面は、変化が訪れる前の幸せに固執し、まだ訪れてもいない未来に必要以上に怯えていた自分自身をホーが笑う場面でした。
変なところで心配性な私も、「なに心配しているんだ?」と自分で自分を嘲笑うことができたら、きっと強くなったということ。
未来は自分が杞憂するほど悪くなるはずがない!
そうやって前を向いてどんどん行動に移せる人は無敵だと思います。

誰にも変化は訪れます。それを嫌う人たちもいるけれど、自分は楽しめる人間になりたいです。そうなるんだと、勇気を出させてくれる一冊でした。


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