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夢が本当にそうだとは限らない話

お金もちになりたい!

年収いくらを達成したい!

超有名企業で働きたい!

営業成績トップになるぞ!

いつか自分のお店をもつぞ!

夢や目標があるのはとてもいいことだと思う。目標達成の道中は、大変ながらも充実感がある。時に何かを犠牲にすることもあるだろう。


でも夢や目標のためなら・・・。

これを達成すれば幸せになれるはず!

認められるはず!

自由になれるはず!

楽しいだろうな!


実際に目標を達成してみると

さて、どうだろうか?

なかには、

これが描いてた未来なんだよー!

幸せだー!

と思う人ももちろんいるだろう。


一方で

お金は腐るほどあるけど何か満たされない

憧れの企業で働いているけど、この仕事って私じゃないとできないことなのかな?

営業成績トップになって表彰された!自慢できる!ある程度チヤホヤされるけど俺ってこれからどうしたいんだっけ?結果、過去の栄光にすがる

お店オープン!最初の頃はお客さん来てくれたけど売上不振で3年で閉店

なんて人もいるだろう。


何が違う?

頑張ってたどり着いたゴールのはずなのに、なんか違う。


考えられるパターンは二つあると思っていて、一つは目先の目標は設定できてるけど、人生の目標が曖昧だということ。

お金を得てどうしたいのか?

有名企業で働いてどうなりたいのか?

営業成績トップになってどうしたいのか?

お店をもってどうなりたいのか?

その先が描けていないと当然長続きはしない。どこにモチベーションを注げばいいのか分からなくなる。いわゆる燃え尽き症候群。

なので、目標を立てる時はその先にも目を向けてみることが大事だということ。人生の目的が分からないのであれば、それを導くサポートを受けてみるのも一つの選択肢だと思う。


そして二つ目は、想像していたものと違うというパターン。

これもあり得る話だ。実際に私も体験したことがある。以前の記事でも触れたことがあるが、私は幼い頃からラジオパーソナリティになるのが夢だった。

昔の私はとにかく自信がなく、何をするにしても私にはできないと頑なに行動することを拒み続けていた。そして夢を抱いてから20年以上の時を経て、ようやくチャレンジしてみて、幸いにも夢が叶った。

最初はめちゃくちゃ嬉しかったし、楽しかった。そりゃ憧れの仕事に就けたのだから、一つ一つの体験に感動し、前のめりでやる気も充分、どんなことも乗り越えていくぞー!!と意気込んでいた。

しかし、当然ながら楽しいことばかりではない。辛いことも、理不尽なこともそれなりにあった。理想と現実のギャップも多々あった。

だからという理由では決してないのだが、自分の中で違和感が膨らんでいくのを感じていた。それが決定的になったのは、某事務所のオーディションを受ける1ヶ月前に主人の転勤が決まった時だった。それまで自分の目下の目標はそのオーディションに合格することで、これは通過点くらいに思っていたのに、あっさり受けることをやめ、転勤に同行することにした。

主人も驚いていたし、自分でも驚いた。やめた理由は、簡単にいうと、「違った」「合わないと思った」からだった。無理かもしれないとか後ろ向きな理由ではなく、自分を偽り続けることが容易に想像できたからだ。

普通なら自分を偽ってでも、せっかく可能性が広がるチャンスなのだから掴みにいくべきとか、そんなんでやめるくらいなら大した思いじゃなかったんじゃないの?という声が出ると思うが、自分の中では自分の気持ちに答えてあげることの方が大事だと思った。今まで散々自分の声に逆らって無理して働いてきたから。そしてその声が違うと言っているのだから違うんだと。

この辺の下りは正直どうでもよくて、大事なのは、とにかくやってみて良かったということ。そして、もっと早く行動して気付いていれば尚良かったという体験ができたことだ。

誰にでもやってみて、あれ、なんか違うという経験はあると思う。それはやってみたから分かったことで、やらなかったら私のように20年以上も自分に合っていないものに対して憧れ続けなければならない。

これは違うというデータを取ることは人生においてとても大事なことだ。本当はこれがしたいという思い込みは、合っている時はいいのだが、違っていると目の前の行動のブレーキになる。そして、本当に向いていることに出会うチャンスも奪ってしまう。


夢や目標をもつことは良いことだと思う。でも、それが本当に自分に合っているか、求めているものなのかどうかはやってみないと分からない。実は違ったというのも決して無駄ではないけど、本当の探し物に出会うためには廻り道はつきものだということも知っておいた方がいいし、早く体験しておいた方がいいと思う。







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