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【そうだ 白川町、行こう。②福祉の魅力】

こんにちは!たーやすです。

今回の記事では、ワーホリでの業務について書いていきたいと思います。

住宅型有料老人ホーム桧のさと

今回のワーホリで私が働かせていただいたのは、昨年オープンしたばかりの「住宅型有料老人ホーム桧のさと」という介護施設。

介護業務が主なお仕事かと思うかもしれませんが、いいえ違うんです、
なんと主業務はパントリー(食品庫)管理のシステムづくり
職員さんの人手が足りない等々の理由で、まだシステムが整っておらず、Excelで管理できるようにしてほしいとのことでした。

高校時代、商業系の学科に所属していたとはいえ、大学に入ってからはExcelを使う機会がぐっと減り、最後に使ったのはいつだっけ??状態の自分(^^;
そんなこんなで不安を抱えつつ、まぁどうにかなるだろうと腹をくくってお仕事へと向かいます。

一週間の流れ

月 午前中の約3時間
火 午前中~夕方の約8時間
水 午前中の約3時間
木 午前中~夕方の約8時間
金 午前中の約3時間
土 午前中~夕方の約8時間
日 休み

勤務時間は大まかにこんな感じ。
国家試験対策のための勉強時間も確保できるようにと、勤務時間を考慮してくださいました。
平日のお仕事が終わってからは、自然を目の前に、宿泊施設である黒川マルケのデスクへ座って勉強、そして息抜きがてらに近くの川や橋を見に行ったりと、充実した時間を過ごすことができました。

白川橋(土木遺産)近くの白川の水が綺麗でした

さて、話は戻りますが、
本題の「パントリー(食品庫)管理のシステムづくり」について。

2週間かけてこの業務に取り組んできましたが、特に感じたことは、
「何もない状態からシステムを作るって難しい…」ということ。
正直、右も左もわからないまま、手探り状態からのスタートでした。

実際に行ったこととしては、

まずはパントリー(食品庫)に何がいくつあるのかを把握するところから。一からの作業でした。
次に、パントリー内の収納スペースづくり。使うシーンごとに分類して、ボックスで仕切って、在庫を収納。きれいになるって気持ちいい!!
その後は、データ管理を行うにあたって、普段パントリーを利用している職員さんたちにヒアリングを行いました。

その結果、
・ここの土地柄として、職員さんが街に降りるときについでに買い出しをするケースが多いこと
・入居されている利用者数を考えると、ネット販売に全てを頼れる状況ではないこと
・職員数が足りていないために、在庫のデータ管理にまで手が回っていないこと
などなど、たくさんの問題点がありました。

それらを踏まえ、職員さんの今後の労働力を考えたとき、なるべく負担にならないようにするためにはどうすればよいのかを考えていきました。
初めてのことだったので不安もありながら、現場の声を聞き、相談を重ね、どうにかこうにか、土台を作りあげることができました。

これをもとに、今後、職員さんが使いやすく、且つ詳細を把握できる管理システムへと、改良されていくことを楽しみにしたいと思います。


高齢者と関わることのできる仕事

主業務であるパントリー管理のお仕事の合間には、ご利用者様と関わる時間を大切にしました。

小さい頃からおばあちゃん子だった私にとって、年上の方が近くにいるということはいつだって当たり前のことでしたし、その環境を望んでいる自分もいました。
これがひとつのきっかけとなって福祉の道へと進むことを決めたわけですが、今回、桧のさとでお世話になって強く実感できたことといえば、やはり自分は高齢者と関わるのが好きだということ。

しかしながら、大学で複数の実習を行ってきたものの、まだまだ経験の浅い私にとっては、認知症の症状を持つご利用者様への対応は決して簡単ではありませんでした。
帰宅願望が強いご利用者様に対しては、どのように接すれば安心して過ごしていただけるか…?
悩みながら、楽しみながら、やりがいを感じる日々でした。


ご利用者様と一緒に、少しホールを回って、眺めのよいソファに座って、一息つく。そうすると、利用者様も段々と落ち着かれて、楽しそうに、昔のエピソードや住んでいた場所のことなどをお話してくださることがあります。

この会話にはきっと、これまでの生活への想いがたくさん詰まっているのだろうなぁと思うと、むしろ、それだけご自宅を「帰る場所」だと認識していることが素敵だなぁと感じます。


行きつ戻りつしながらも、ご利用者様との時間を、共有する。
そんな価値あるひと時を、過ごさせていただきました。

職員の方々のあたたかなやさしさと、ご利用者様の素敵な笑顔に触れ、この道に進んで正解だったと、改めて感じることのできた瞬間でした。

ワーホリ最終日、新井さんに撮っていただきました📷

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