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資本主義の今だからこそ考えたい、TIME IS MONEY !!

こんばんは、Shiraneです。

私は今コムローイ祭に参加をしに、チェンマイに来ています!
まさにお祭り、出店が至る所に立ち並び人はごった返し。
ついつい昔の懐かしい記憶が呼び起されました。

さて、そんな海外の日々とも関係なく、今日も変わらず日本語研究に勤しもうかと思います。

さて、今日扱うのはアメリカ発祥のことわざ

TIME IS MONEY

日本ではそのまま「タイムイズマネー」「時は金なり」と訳されます。
※私の父はよく前者を使っていました。
いかにも資本主義らしい言葉、むろんタイに来ている私にも通じる話ではあります。

実はこの言葉、調べてみると意外にも奥深い意味・発想ができるんです✨
読後はきっと皆さんの持つ「タイムイズマネー」の時間に対する意識をちょっとばかり良くできるはず(`・ω・´)b

それでは、本日もゆっくりしていってね。


1.時は金なりの意味と由来

まずはいつも通り、その意味の確認から始めましょう。
大変お世話になります、コトバンクさんm(__)m
(最近はアフィリエイト広告が多くて少し残念)

時間は貴重であり有効なものであるから、むだに費やしてはいけない。時間の尊さを教えた格言

コトバンク「時は金なり」より

ここから分かるように
「時間も、お金と同様貴重であるから無駄にしちゃだめだよ」
といった意味が籠っています。

この格言?はアメリカ建国者の一人ベンジャミン・ルーズベルトによって提唱されました。

政治家・作家としてだけでなく、商人としても才を発揮した彼は機会損失の意味としてこの言葉を用いたのではないかと言われています。

ここで指す機会損失は、
「あの時こうしていれば、〇$稼げたな」または
「あの時あーしていたから、〇$損したな」
といった損益の差分、つまり経済的な意味合いが強いです。

今でも機会損失という言葉は金融ビジネスでは頻繁に登場していることから、今もなおこの言葉が影響を与えていると言えるかもしれません。

2.英語学習から導かれる、Time is Money の理解

この言葉を輸入した日本において
機会損失というより、時間の価値を強調するものとして
この言葉が使われる場面が多いように感じます。

その背景には、「時は金なり」という見るからに英語直訳の表現から来ているのではないでしょうか。

中学英語のおさらいになりますが、一度 Time is Moneyの「is」の意味を確認しましょう。

is の意味は「存在する」と「同じ」

DMM英会話 「【be動詞】is の意味と使い方|am/are や一般動詞との違いまで解説!」より

引用から分かるように、Be動詞の一つであるisは

主語の存在の強調
主語と補語をつなぐ表現 ※主語はTime 保護はMoney

の役割を果たしているとされています。
このことから、直訳として輸入した日本では

「お金はみんな大事に扱う。だからこそみんな持っている時間も同じように扱いなさい」

という教訓的な意味が強い、一理解が生まれたのではないでしょうか。

3.独自考察、時はお金以上の価値

2.では、英文法から「時は金なり」という言葉の意味を探りました。
ここでもう一つ、この格言の意義を考えてみようと思います。

果たして時は金と同質なのか?

金は、一般的に稼ぐことによって発生するものです。
遺産・財産であっても過去に間接的には「稼ぐ」に当てはまる行為が存在します。

当然のことですが、金は一度「生産」に当たる行為が必要です。
ではこの生産行為、時として機会損失とも言えるのではないでしょうか。

例えば、
「大事な資格試験の勉強がある。だけどバイトに行かなければならない」
これで試験に合格して結果的になんらか生産につながればよいですが、バイトがあったためにその機会を失う可能性もある訳です。

つまり、稼ぐで発生する金は必ずしも機会を生み出すとは限らない。

その一方で、時間は増えることはないですが時間そのもののせいで機会損失が生じることはありません。 ※突然の病気や災害を除く

ましてや、有効活用すれば機会を創出する最大の資源となります。
(勉強・バイト、ビジネスもそうかもしれない)

これらの性質を踏まえたうえで

本来の意味、機会損失においても 文法的においても(強調)
時は金以上に価値のある特殊な性質

と言えるのではないでしょうか。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はTime is Moneyの解釈を計3つ扱いました。
どれが正解という訳ではありません。
自分が信じたいもの信じればよいのではと私は思います。

本日、私は出店でご飯を食べるにあたり少しでも安いお店でご飯を済ませようと店選びをしていました。
ご飯は食べないと生きていけない。
そういった意味では、消費を抑える意味で新たな機会損失を抑制しようとしたと言えます。
ですが、その店を選ぶ時間はなんだったのでしょうか。

改めて、資本主義におけるTime is Money の難しさを考えさせられますね。
それでは今日もお付き合いいただきありがとうございました。

また明日。
~Fin~


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