先日、夫の転勤の都合で引っ越しをした。

夫は転勤が多いので、結婚してからこれまで3回引っ越しをしている。
つまり、計4つの物件に住んだことになる。
これまで住んできた3つの物件は、全て1LDK。

しかし今回、2SLDKの物件に引っ越しをした！

一部屋まるっと荷物部屋にしてしまえば、一瞬にして他の部屋は綺麗にできる。
よって、我が家の一部屋は未だにダンボールを積み上げたままだ。
一行にやる気はやってこない。

私は片づけが苦手だ。

ところで
2"S"LDK
の"S"とは何か？

どうやら「サービスルーム」という意味らしい。
居室ではないが、短時間の作業に使ったり、収納として使う空間のことを指す。

キッチンの奥にあるので、私たち夫婦はパントリーとして使っている。

私は携帯のメモ欄に夢リストを作成しているのだが
”パントリー付きの、広めのきれいなお家に住む”
と書いていた。

あっさり夢が叶ったわけである。

「夢リストの効果ってすごいな…」と感心してしまった。

パントリーにはキッチンペーパーやティッシュ、油、お米、パスタ、紅茶やコーヒー、お菓子なんかを保管。
これまで玄関入ってすぐの廊下に山積みにしていたストック類が、見事に収まった。

ものすごく嬉しかった！！

ところが、事件は昨日起こった。
夜ご飯にロールキャベツを作ろうと気合を入れて、
パントリーに置きっぱなしにしていたキャベツをレジ袋ごと手に取った。

…キャベツが"ホッカホカ"に暖まっていた。
すごく嫌な予感…。

案の定、キャベツは表面が腐ってしまっていた。
夜ご飯のメニューはハンバーグに変更となった。

そういえば、以前から嫌な予感はしていたっけ。
パントリーに置いていたチョコレートを食べた夫が
「おぉ、チョコレート溶けてる」と。

えぇ？！この時期でもう？！
この先どうなるんだよ…なんて話していた。

我が家のパントリーがどうしてこんなにも暖まるのかと言えば、
窓があるから。

普通のパントリーには窓なんてないと思うけれど、
我が家はサービスルームをパントリーとして使っているから、窓がある。

窓から日差しが入ってきて、パントリーが暖まってしまうんだと思う。

とりあえず、溶けそうなお菓子類は荷物部屋へ避難させることに。

これは困った。

パントリーのためにカーテン買いたくないし（そもそもカーテンレールがないから、カーテンつけること想定してない？）、
ダンボールでふさぐんじゃ見た目がよろしくない…。

うん、もう仕方ない気がする！

"夢の"パントリー付き物件に引っ越しできたけれど、
これは誤算だった。

これから春が過ぎて夏が来て、そのあと秋がやって来る。
涼しい季節がやってくる。

その頃には、きっと我が家のパントリーは再び活躍してくれるはずである。