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green living - 白梟は樹洞のなかで眠る

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ドイツ・ベルリン在住の荻原ゆかと小松﨑拓郎が更新するライフカルチャー誌「白梟は樹洞のなかで眠る」。インドア&自然派で家が好きな夫婦が、家で過ごす時間がより楽しくなるグリーンな暮ら… もっと読む
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#日記

一日の終わりに、飲みもので森林浴。

時間や気分によって 飲みたいものって変わってきますよね。 朝は目を覚ますために、 煎茶やコーヒーといった カフェイン入りのものを飲みたい。 午後は集中が途切れないように、 ココアやレモネードのような甘いものを飲みたい。 仕事終わりは、 疲れを癒せるようなものを飲みたい。 朝と午後は 飲みもののルーティンが決まってきていますが、 仕事終わりや夜の飲みものは 長らく見つけられずにいました。 いま、定番の夜の飲みものはハーブティです。 ドイツで暮らした頃から ハーブティ

循環型の暮らしをするための手本としたい8つのこと

長野県原村にやってきた。 この村を訪ねた理由は、おじさんの家があり、八ヶ岳には親しみがあったこと、そして 「循環する家」があることを知ったから。 循環の家は、エネルギーを自給し、大地への負荷のちいさな暮らしができる。 水・エネルギー・生物(食)が循環する小さな地球みたいで、凄いなぁと唸ってしまった。 お手本としたい循環の家スタイルが8つある。 1.国産の木材を使う。 なぜ国産の材木をつかうのか。 それは時が経っても住み続けられるから。 無垢の樹木は温かみの

【車の部屋化計画】めっちゃ肌触りのいい網戸をつくった。キャンプや車中泊に

暑い日が続きますね。 まさか日本はこんなに暑いのか!と、2年ぶりに日本で過ごして驚いています。 亜熱帯化してるのだなぁと。 先日、中古車が納車したと報告させてもらいましたが、車を部屋化するお仕事(?)を楽しんでいます。 車用の網戸をつくりました。 カー用品はたくさんありますよね。 わざわざ、なぜ網戸を自作したのか。 既存のカー用品は機能性に優れていて便利だけど、心地よさに物足りなさを感じてしまったからです。 網戸はナイロンと言う化学繊維で作られていることが一般

健全なる精神は、健全なる住環境に存する

「健全なる精神は、健全なる住環境に存する」 「家屋は諸君の城砦にして安息場所なり」 長い時間を過ごす住まいを考えるときに、小林一三の言葉が思い浮かぶ。 小林一三は、宝塚や東宝の創始者でもあるが、今やあたりまえのように浸透している住宅ローンやマイホームの概念をつくった人物でもある。 大阪の梅田のような大都市に人口が極地集中していた100年ほど前、狭い長屋ではなく100坪もの広い区画の一戸建てに暮らすという豊かさを彼は提案した。 野原だった郊外に線路を敷き、その周辺に家

庭でお昼ごはんを食べる週末。ベルリンから北へ、GerswaldeにあるCafe Zum Löwen

「ベルリンに来たら、他のどこに行けなくても、ここだけは行ってみてほしいの。拓郎さんはきっと好きだと思う」 ノイケルンのカフェで待ち合わせた友人が教えてくれたのは、ベルリンから列車で北に3時間ほど走ったブランデンブルグ州にある。 手づくりの庭に人が集い、季節と暮らす。ぼくが素敵だなと思う生活を体現している場だという。 「行きます! すぐ行きたいです!」 じつは以前からその場所は気になっていたから、友人の感覚はまちがいなく信頼できると思えた。 というのもベルリンに移

キッチンに「ハーブの苗」を置いたら思い出したこと

ベルリンで暮らし始めた直後、驚いたことがある。大きなチェーンのスーパーの一角に、光で植物が育てられているガラスでつくられた部屋?ボックス?のようなものがあった。 ちゃんとみてみると、店内で野菜を栽培しているようだった。その横にはミントや、バジル、タイム、ローズマリーなどのハーブが土に植えられた苗の状態で売られていた。 気になって調べてみると、スーパーで見つけた部屋は室内で野菜を育てられる”未来の農園”で、Infarmというベルリンのスタートアップが開発したもののようだ。