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green living - 白梟は樹洞のなかで眠る

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ドイツ・ベルリン在住の荻原ゆかと小松﨑拓郎が更新するライフカルチャー誌「白梟は樹洞のなかで眠る」。インドア&自然派で家が好きな夫婦が、家で過ごす時間がより楽しくなるグリーンな暮ら… もっと読む
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#インテリア

ベルリンのインテリアデザイナーがつくった部屋に住んだら、そこは疲れづらいホームオフィスだった

昨今、リモートワークの人が増えたと思う。 私はフリーランスになってから5年(!)、ほとんどを自宅で仕事をしている。 2月末に島根県大田市に引っ越しが決まって、今からどんな部屋のレイアウトにしようかワクワクしているところ。(その前に荷造りという地獄が待っていることは置いておいて…) ベルリンに住んでいたとき、ベルリンのインテリアデザイナーがデザインした部屋に3ヶ月ほど住んでいた期間があった。 彼はベルリンの住宅のほか、エルサレムなど、数々の部屋のインテリアデザインを担当して

アップサイクルで部屋を作り変える方法

green livingでLINNEN BERLIN の映像を公開しました。 アップサイクルに興味があればぜひご覧ください! ドイツにはBIOホテルがたくさんあります。 今回はざっくりと一言で説明しますが、BIOホテルは自然環境や宿泊するゲスト、従業員の「健康」を重視して運営しているホテルです。 またBIOホテルに認定されていなくても、おなじような志の規模の小さなホテルもたくさんあります。 Prenzlauer Bergにある LINNEN もその一つ。 アップサ

再生

ルームツアーを撮ってみました🇩🇪

住宅不足と言われるベルリン…!僕らも部屋探しにとても苦労したのですが、偶然の出会いで短期で住むことになったのはベルリンのインテリアデザイナーさんが設計したお家でした。日本と違うところもたくさんあり、部屋づくりの参考になるかもしれないのでルームツアーを撮ってみました🇩🇪

滞独日記「ラグとは人と住まいのためのクッションである」

こんばんは。6月上旬に引っ越したばかりなので、部屋にラグをお迎えしたいなと考えています。ドイツ移住して好きになったのは、住まいのラグ文化だから。 あたたかみのある空間には、かならずラグがあります。それも毎日長く過ごす場所、生活の導線に。 ラグとは、3畳未満の敷物のことを指すそうです。(ちなみにカーペットは敷物全体のこと) 寝室・リビング・玄関と部屋別でラグの使い方が違うことにも驚きました。一つ前の住まいで活躍していたのは、5枚のラグたちでした。 玄関には外の汚れを持ち

古道具をいかした部屋づくり。ドイツのホテル「LINNEN」に学ぶインテリアコーディネート

LINNEN BERLINのroom2から学ぶ部屋づくりのお話です。 room2は、古道具を生かした自然素材と工業製品を組み合わせた部屋です。 ものづくりの現場にありそうな作業椅子と、引き出しがたくさんついた作業机、そしてベッドフレームは扉(!)を使っています。 部屋に飾られているのは活版印刷の道具。印刷工場で使っていた道具にフレームをつけてアートにしています。 産業用のライトも印象的ですね。 この部屋は「木」と「鉄」を組み合わせています。柔和な木と硬派な鉄は保管し

綺麗すぎると落ち着かない。居心地のいい部屋をつくる3つのアイデア

こんばんは。今夜のお話はドイツでリサーチしている住まいのこと。 プレンツラウアーベルグ地区にある「LINNEN BERLIN」から部屋づくりを学びます。 LINNEN は less hotel more home をコンセプトとした宿泊できるアパート。room1 は綺麗にまとまっていますが、ホッとしてしまう(安心できる)部屋です。 特徴はベッドルームを床から一段あげ、木枠で囲っていること。ベッドルームに特別感が生まれています。 窓際に一人掛けのソファや食事や作業ができ

BAUHAUSは貧しさを解決してきた

めちゃくちゃ暮らしを創ってるなあ… 日常に馴染みすぎていて気づかなかったけれど、暮らしの原点ここにあり!っていう場所に滞在してきまして。 先週末はパートナーのogiyk_に同伴して、デッサウにあるバウハウスに行ってきました。 はじめて聞くかもしれませんが、バウハウスは現代の暮らしとその常識に、大きな影響与えているドイツの学校です。 彼らが次世代につないでくれたものを振り返りながら、これからの暮らしを考えてみたいと思います。 スチール製家具の原点 (Bauhaus

暮らしを整える、灯りとのつきあい方【ドイツ・ベルリン】

「いやー、ほんとねぇ。ベルリンがおもしろいんだよね」 荒川区で暮らしていた2年前のこと。25歳だったぼくは、取材で出会った人たちから勧められて、彼女とベルリンを訪れた。 ライフスタイルにまつわる視点でカフェやレストラン、美術館や蚤の市を巡り、この都市の文化を思う存分楽しんだ。 僕が好きになった生活様式は、ベルリン市民の「灯り」との付き合い方。 日本では室外からお店のなかの様子はつかめるが、こちらではそうはいかない。 お昼であっても、店内は外よりも暗いから、なかの様子