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(左手)ドケルバン病・・・目には見えないところで頑張っていた

「いいね👍」は出来ないまま
相変わらず
左手親指~手首の
「痛み」は続く
地味に・・・
時には激痛で・・・

治療の段階は5段階くらいとのこと
安静・固定
服薬
注射
リハビリ
・・・
ここまでで効果がなかったら・・・

手術

レントゲンではわからないことがあるとのことで
MRI検査

医師は
MRI検査の画像をじっと診て
それから
私の
左手首を診て
その大きな両手で
私の
手首を
そっとそっと
用心しながら
包むように触った

「あー腫れていますね」
「熱感もありますね」
「今までよく我慢していましたね」
「とても痛いでしょう」
「もう頑張らなくていいですよ」と
言った

整形外科の医師は
(今まで出会った人は)
「画像」しか見ない(・・・人が多い)
画像だけが信じられる証拠であるかのように
その「画像」の主は
目の前の患者なのに
人を診ない医師が多い
・・・そんな気がする

レントゲンで骨が折れていなければ
「骨折ではない」
水がたまっていても
「炎症はひどくはない」
痛みがあっても
「靱帯がどうなっているかわからない」

しかし
今・・・目の前にいる医師は
私を診ている

自分の目にさえ見えないところで
頑張っている私の体の一部に対して
心から
手を差し延べ
労ってくれた

冷たい氷が
じんわりじんわりと溶けて
澄んだ水になったかのように
私の心は
透明に満たされた

そして
医師は告げる

もう経過(とき)を待つのではなく
手術・・・と思います

それを
話すための布石だったとしても
あまりあるあの優しさは
私をなぐさめ
するべきことを
受け入れる自身の寛容さを
生まれさせた

ああ・・・
データばかり見ないで
目の前の患者を診てください
・・・そんなことを
大病院の教授先生に言ったのは
遠い昔だったか?
最近だったか?

自身を任せ
信じることが出来る人に
出逢うことは
それほど多くはない

次へ進んでみようか・・・