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【気ままな読書日記】コロボックル絵物語

コロボックルって神様なのだろーか。

「自然や暮らしの中のそこここに神様がいる」というアイヌの世界観、ごくふつーにしっくりきます。神様は何人いてもいい。むしろいればいるだけお目出度さが増してゆくイメージ。

こういう日本人特有のいい加減な無宗教感覚を私は結構気に入っており、「世界一無害で平和!」などと秘かに思いあがっておったのですが、池上先生と世界一周するうちに「もしかしたらこういう感覚って世界標準ではないのかも・・・」とビビるようになりました。
先生によれば、海外で迂闊に無宗教者を名乗ると危険人物認定されることがあるという(驚)! 無宗教者とは神をも恐れぬ不届きな輩。何か良くないことをやらかすおそれあり!ってふうに受け取られてしまうのだそう。
っえ~~!?? 誤解です、なんにもしません!! ・・・なんて言っても通じないので、先生は海外で信仰について尋ねられた時は必ずブッディストと答えるようにしているらしい。ひえええ、外国怖っ。
個人的な信条を変えるつもりは更々ないけど、異文化の人と接する時は気をつけようと思う。

神を崇めても偏見、崇めずとも偏見。
もっと自由でいられたらいいのに。

そういえば古代ギリシャ人の信仰感覚って日本人のそれととてもよく似ていたのだそう。用事がある時だけ神様に会いに行くところが。

私が相続したお山にもコロボックルさまおらんかな(^^)
私の把握する限り、あの辺りに住んでいらっしゃるのはイノシシとタヌキのカムイが多数。最近では時折、熊のカムイさまがイノシシの罠にかかることがあるよーです。


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