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生き直したい

この本を読んでいる。

☆本の内容と言うより、感想文になります。

「これって、私じゃない?」と、錯覚するほどに、共感。


「社会主義政権下のルーマニアに生まれたイリナ。
祖父母との村での暮らしは、民話の世界そのもので、
街では父母が労働者として暮らす。(中略)
映画の断片、詩、アート、人類学・・・時間や場所、記憶や夢を行ったり来たりしながらつづる自伝的なエッセイ。
本書は 社会にうまく適応できない孤独な少女の記録(中略)。

社会主義から資本主義へと移っていくルーマニアの
家族3代にわたる現代史でもある。

(※途中から太字が直らなくなったためそのまま記載)。

作者の幼少期までを読んで。

わたしには発達障害があるが(特に発達障害の本ではありません)
本を半分以上読んで、
なぜ自分が二次障がいを発症し、鬱を繰り返してきたか
すこしわかった 気がする。

こどものころ
学校は楽しいのだけれど
ときどき疲れてしまって
逃げだして そんなときはいつも 
ひとり、森のなかでじっとしていた
しばらくすると なおった

川の水で髪を洗ったり 木で作った釣り具で釣りをしたり
山の水を飲んだり いろいろな木の実を食べたりした

作者に、とっても シンパシーを感じ泣いた
そういったものから 離されていく描写は さみしかった

写真だったり 踊りを観たり 映画だったり 音楽を聴いているような
そんな文章
自然のなかに居るみたいだ

感じたままの表現を
訂正されていた、学校や 人のこと わたしの育った世界のこと
思い出した

わたしは 懸命にわたしを治そうとした、
薬を使ったり 入院したり

この世界はなにかが だれかが
バランスを保ってくれている

「ありのままの自分」というのは
とっても とっても規模が大きいのかも知れない

自分が「世界」と
勘違いしていた考えのなかで
病気になったように思う

「言葉」って 変化するのかな
生きていて、ぐるぐる巡って
わたしの「理解」「世界」も
生きているから 変化する?

この世界も、生きていて 成長する?
じゃあ、もっともっと 美しくなったりも するのかしら

お母さん、知らないことだらけだね
ずっと大変で お勉強ができなかった
最近、本とか 読み始めたの

この本は すごいね、芸術的な本。

もっと勉強がしたくなったな。

お母さんのお母さん、おばあちゃんは
いつも言ってた
「わたし、生き直したい」
きれいごとじゃない
それが難しい人も居る

「わたし、生き直したい」。

「世界」を
もういちど、感じ直すよ
昔を尋ねて
その世界が
子どもを 健やかに育てることを祈って

本の続きを読みながら 考えよう



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