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娘、ハエバスターになる。

夏が始まる頃、ハエとの戦いが始まると以前noteに書いたが、その戦いは最近にわかに増えている。


7月は予想に反して涼しかったためにハエの発生は少なかったのだけど、この一週間は夏らしさが戻り、日中は暑いと感じられるくらいになっていた。
そのため窓はいつも開けることになり、気づけば部屋の中でブンブン音がする。

自分のいないところでブンブンしてくれればいいのに、奴らはわざわざ私や娘のそばをまとわりつくように飛び回る。ハエなんてそんなもの、と言えばそうなのかもしれないが、なんとも鬱陶しい。

日々ハエ叩きでヤツらを仕留めて「(よっ)しゃっっ!」とやってやった感を出している私を見て、娘も感化されてしまったようである。
ある日、ハエを見つけた娘は素早くハエ叩きを掴み、「〇〇(娘の名前)がやる!」と構えながらジリジリと近づき、パチン!なんと、見事仕留めたのである。
きっと無理だろうと思っていた私はびっくり。きっとやられたハエもこんな幼子に命を奪われるとは思っていなかっただろう。

思わず「すごい!」と言ってしまったが、こういうのって日本だったらカブトムシとかチョウチョを捕まえた時だよなぁ。
なるべく子供に固定概念や偏見を植え付けないようにと思ってはいるものの、ハエ=害虫(敵)として彼女の中にインプットされてしまった。恐らくほとんどの人が嫌う虫だろうから、遅かれ早かれきっと彼女も嫌う時が来ただろう。

仕方ないよ、と思いながらも、わたしの日頃の行いを振り返ってみる。子供はよく見ている、特に親のことは。私は彼女にとっての一番のインフルエンサーなんだよなぁ。
まさかこのようなことで自らの子育てを振り返ることになるとは。

ハエよ、ありがとう。



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