「自分の人生にはよいことしか起きない」そう思えたらどんなに人生がラクか、想像できるでしょうか。

そのメリットには、計り知れないものがあります。

まず、未来の心配がなくなります。よいことしか起きないのだから、心配する意味がわかりません。

同時に、過去への後悔や罪悪感、怒りや悲しみもなくなります。よいことしか起きていないのは過去も同じですから。

それにより、過去や未来に意識を飛ばして上の空で生きるのではなく、安心して今にいることができます。

それこそが、最も生命力が賦活化し、イキイキとして、最高のパフォーマンスを発揮できる状態です。

さらに、あらゆる苦しみがなくなります。苦しさというのは、思い通りにならないから苦しいのです。

求めて得られない苦しみ、愛するものを失う苦しみ、嫌いな人に会う苦しみ、老いること、病を得ること、死ぬこと。。

これらはみんなそうでないことを願うにもかかわらず、その思いに反する現実が現れたという思いが苦しみを生みます。

しかし、たとえ望まないことだとしても、自分にとって必要で、どうしても避けられないから起きていると知っていたら、苦しさはずいぶん軽くなるはずです。

「必要」とは、命をよりよく生かす、つまり、精神的により高い境地にいく、人生を楽しく充実して生きるために起きているということです。

だとしたら、「なんで自分にこんなことが」、「なんで自分がこんな目に」といった思いはずいぶん減るでしょうし、誰かのせいにしたり恨んだりして、さらなる苦しみの連鎖に入ることも防げるのではないでしょうか。

タイトルの「無敵」というのは、誰と戦っても勝つということではなく、人生から敵が消えるということです。

敵がいないのですから、自分を守ろうと身構えたり、反撃する準備をしたりする必要もありません。実はそれらは多大なエネルギーを消費します。

さらに恐ろしいことに、守らねば大変なことになるという意識こそ、「自分には敵がいる」という思いであり、つまり、敵を作り出す思考なのです。

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このように見てくると、「自分にはよいことしか起きない」という信念がどれほど有益かわかったのではないでしょうか。

では、どうすればそのような信念を持てるのでしょうか？

「無理やりにでもポジティブに考えましょう」なんてことは言わないので、安心してください。

そんなことをしても苦しくなるばかりだし、ネガティブな思いや感情をなかったことにすると、後で手痛いしっぺ返しを食うことになります。

深く納得して、自分の体験を通じて徐々に意識の深いところに落とし込み、やがて信念となることで、人生のバックボーンとして自分を支えてくれるものになります。

その考え方については、引き続き説明していきます。
今日のところは、なぜ「人生にはよいことしか起きない」という思いが有益なのか、その思いを持つことの重要さを理解してもらえたら十分です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。