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毎日料理するようになって分かった妻の気持ち

ふとしたきっかけで、2020年の11月から毎食のご飯の支度を私がするようになりました。

令和のサトリミチの主要な考え方である「すべてのイノチをよりよく生かす」という考え方の実践として相応しいと思ったからです。

ハレの日のご馳走ではなく、地味なケの毎日の料理は、目立たず弛まず持続するという点で、女性性(アワ)が豊かな家事です。

やってみて本当にそう思いました。
男性性(サヌキ)の発想だと、腕によりをかけてご馳走を作ったら満足で、しばらく(一週間ぐらい?w)余韻に浸っていたいところです。

しかし、毎日の賄いはそうはいきません。今晩、すっごくおいしい料理ができたから、明日の朝はなしねとはいかないのです。

女性からは、何当たり前のこと言ってるの、って感じかもしれませんが、男性の脳はたぶんそんな発想が湧きやすいんだと思います。

他にも、男性的発想だと記念日にとてもがんばって、知恵も絞りお金もかけて、プレゼントとかディナーとかでパートナーをもてなして、これは10回分ぐらい喜んでもらえたかもと思うけど、女性からみたら1回は1回という認識という話を聞いたことがあります。

むしろ、ささやかでも1回分の気遣いを何回も繰り返す方が、女性には喜んでもらえるし、高い評価をもらえるということのようです。

だから、私が料理を始めて、気が向いた時にご馳走を作るのではなく、冷蔵庫にあるものや旬の安い食材を買って毎日食事を作るようになって、妻は本当に喜んでくれたと思います。
(結婚して30年近く料理をしてきてくれて、仕事も忙しくけっこう疲れてきてた時期だったので)

得意料理は、麻婆豆腐、ナスステーキ丼、豚角煮、青菜炒めなど^^

だから、男も料理をしましょうとは言いませんが、世の男性に言いたいのは、奥さんに「今晩何がいい?」と聞かれた際、この言葉は禁句ということです。その言葉とは、、

「なんでもいい」

毎日料理していると何も思い浮かばず、献立に困ることがけっこうあります。男性としては、無理な要求をせず気を効かしているつもりでも、実のところこの返事だと何の役にも立たないのです。

昔は、妻からさらにアイデアを求められ、食べたいものを何とか考え出して答えると、「そんなのできない(材料がない)」、「じゃあ、聞くなよ」と喧嘩になることもありました。

こういう時、妻の頭には、たくさんあったり古くなったりして早く使いたい食材があり、知りたいのは、それを使って喜んでもらえる料理は何かということです。

だから、食べたいものを聞かれたら、こう聞き返すといいと思います。
「なんか早く使った方がいい食材とかある?」
その答えを聞いた上で、手軽だったり、相手が得意だったりするメニューの中から自分が食べたい料理を伝えるのです。

自分が料理していて、妻が上記のように対応してくれた時は本当に助かり、心から感謝しました。夫婦円満のために、ぜひ機会があったら試してみてください。


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