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犬猫の偏った食事


  

  


獣医病理医の先生のコラムでくる病の話があった。


ぼくが獣医になりたての30年前は犬猫の食事が粗悪でくる病は時々あったけど


最近は犬猫の食事が改善されて、ほとんど診なくなったくる病。


くる病は、代謝障害やカルシウムやリン、VDの不足によって


成長異常が起こったり、骨が曲がったり、関節が腫れたりする病気。


で最近、気をつけなきゃと思っているのが


生肉派の方がちらほらいらっしゃる。


ぼくは決して生肉派がいけないなんて言うつもりは、毛頭ないんだけど


極まれに生肉だけあげるのがいいと思っている人がいる。


これは危険で、いくら肉食動物と言っても肉食動物が草食動物を食べる理由があって


肉も内臓も血も草食動物が食べた未消化の草も腸内細菌も食べることで栄養が満たされる。


決して生肉だけ食べてるわけじゃーない。


毎日、犬猫のために庭で牛を殺して、肉も内臓も血もあげるならそれでいいけど、そんなことはできない。


生肉をあげるなら栄養学的にしっかりと学んで、あげるようにしてほしい。


最近の生肉派の方は、犬猫のためを思って生肉をあげているのに


栄養的な問題で愛する犬猫を病気にさせてしまったら元も子もない。


最近、丁度生肉を食べてる子で、注意しなきゃなって思うことがあったので


ぼくにとってはタイムリーな話だったので記事にしてみた。


生肉派でも生肉だけあげてるって人は少ないから

みんなは大丈夫だと思うけど


生肉だけをあげるのがいいと勘違いする人もいるので気をつけてね。


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