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282. 相手の1歩2歩先を考える。

徹底的に相手のことを理解する


人と接する上で、大切なことは何だろうか。それはまず相手を理解し、相手目線に立つことではないだろうか。これは、ビジネスの場面でも日常生活の場面でも転用できることである。相手を理解することがどれだけ大切なのかがわかる1冊を紹介したい。




ディズニーランドを知らない人はいないだろう。ただ、ディズニーランドが日本に来るまでに何があったのかを知っている人はほとんどいないのではないだろうか。どうやって日本に出来たのかがわかる1冊となっている。この本の中でも私たちが生きていく上で知っておいて損はないようなことを3つ紹介する。


1.熱意が人を動かす



堀貞一郎は、ディズニーの首脳陣に向けてプレゼンをする機会があった。プレゼンは堀が日本語で話したことを通訳するという流れであった。しかし、堀はその時の雰囲気を見て、身振り手振りを使いながら熱意溢れるプレゼンを日本語のわからない首脳陣に向けて行った。


言語がわからなくても熱い想いをもってプレゼンしたことによって、首脳陣の心を掴み見事なプレゼンを行った。ここからわかることは人を動かすために一番重要なのは想いであるということ。なぜやるのかというWhyを突き詰めることが必要なのかもしれない。


2.相手を理解し、準備する



ホテルからバスで移動する際に、バスの中には小さな冷蔵庫があった。ディズニー首脳陣に向けて、「お飲み物お好きなものを言ってください。何でも入っていますから」と。首脳陣は自分の好きなものを頼めばすべてが出てくるという状況に驚きを隠せていなかった。そのため、この冷蔵庫はマジックボックスと言われるまでに。


なぜこのようなことができたのか。スタッフは事前に、首脳陣が毎回頼む飲み物を徹底的にリサーチしていたためだ。相手の期待を超え、感動させるためには相手を理解することがまず必要不可欠なのだ。できることは徹底的にやる。これが相手の気持ちを掴むために必要なことではないだろうか。


3.人の心を掴むために



この本に何回も登場してくる小谷正一。彼は人の心を掴む天才である。フランスからパントマイム第一人者マルセル・マルソーが来日した際、同伴した夫人の買い物に部下をはりつかせ、迷って買わなかった方の商品を記録させた。そして帰国時にそれらをまとめてプレゼントしたのだ。


仕事をしていく上で、誰を確実に抑えるかを意識すべきなのだ。仕事を成功に導く上で動かさないといけない人を確実に抑える。相手の潜在的なニーズに応えれば人の心を掴むことができるだろう。これはどんな場面でも言えることなのだ。


まとめ

・熱意は人を動かす
・相手を徹底的に理解する
・キーパーソンを掴む


ディズニーが日本にできた背景を知りたければこの一冊を読めば理解することができる。アマゾンなどでは値段が高いため、どうしても読みたいなら、kindleで定価で読むことをおすすめしたい。

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!


【今日の格言】

瞬間の命を生きればいいんだよ。
すばらしい瞬間がいくらでもある。




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