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日課を決めて無職の日々を過ごしたい

ホテルのフロントで働いていた時に心地よかったことは、業務のルーティン化がある程度成立していたことでした。朝7時前に出社すると、まずはオープンの作業はこの5つ。電気をつけて、音楽をかけて、厨房のワッフルメーカーを温めて・・・。もちろん、ゲストがたくさん訪れると忙殺という気持ちになり、心身のしんどさはあります。でも、あの綺麗にタスク化された日課をこなしていくことには、心の整理が進むというか、安寧感があった。

当たり前ではありますが、タスクリストには、目の前のことをこなすだけでなく、数時間先の準備がちゃんと記されているところが肝で、これを今のデスクワークでもできればいいのだけど、完全に破綻してしまったのが現在です。ちょっとイレギュラー要素が多すぎて、難易度が高いです。これはそのまま、社会人能力の低さということだと思うのですが。

そして、急に仕事に向き合えなくなってしまいました。心の弱さです。

坂口恭平のnoteの連載「生きのびるための事務」は今の私の心のバイブルですが、その中で「事務」はスケジュール管理とお金の計算のことだと言います。これって仕事そのものですよね。仕事の土台となる能力ですが・・・彼はこれが芸術家にこそ必要だと言います。


何をやっているのかわからない注意散漫で集中力はあるもののすぐに飽きがきてしまう僕のような人間は放っておくと、毎日違うことを考えて、行動して、すぐに混乱してしまいます。だからこそ事務がとても大事だったのです。僕の仕事で考えると、仕事が執筆、絵画制作、音楽制作などの「創造活動」です。一方、事務とはどんな作業のことを指すのでしょうか。まず僕にとって一番重要な事務は二つあります。一つがスケジュール管理、そしてもう一つがお金の計算です

生きのびるための事務 はじめに 〜ジムとの出会い

当たり前の話ですね。

この当たり前の話を、仕事ではなく、あくまでパーソナルな生活に落とし込んで無職の日々を過ごしたい。無職になると収入面の整理と、無秩序な生活の整理を行う必要があるからです。

私はやりたいことがたくさんあります。それが散漫にならないようにしたい。私はお金を簡単に使ってしまいます。それをコントロールしたい。そのための事務です。日課です。

今は仕事を休職中で、どうやって気持ちを保っているかを記した「生き延びるための工夫と作業」(これ、タイトルが坂口恭平のnoteのまんまですね)では、文章を書いたり家事をしていることについて記しました。

次はこれを、日課とするために、ある程度の時間を決めた方がいいのだと感じました。とはいえ、日課を作成することのプロではないので、まずはざっくりと決めてみます。

一旦、作成している内容は以下の通りです。
8時まで:起きる。
8時-9時:コーヒーを飲む、昨日に溜まっていた洗い物をする、PCを開く。スマホを手から離す。
9時:会社に報告を入れる
9時−10時:掃除機をかける、洗濯機を回す
10時-11時:洗濯物を干す。部屋の中の不要物をひとつ捨てる。
12時まで:業務に関して、何かできるアクションを一つ行う。

とにかく身体を動かします。とりあえず午前中までです。午後に関しては「noteを1つ記事を更新する」「Tumblrを1つ記事を更新する」という2つの文章を書くことくらいしか決まっていません。あとは散歩かな。この日課リストを少しずつ細かく、項目を増やしていきたいと思っています。これを更新して、自律した無職生活を送りたいです。

坂口恭平「生きのびるための事務」第2講・第3講で、現在の自分と理想の自分を1日のスケジュールで表現しています。この理想版を一旦作ってみて、現実をどうやって解像度細かく作れるのか、取り組んでみます。

午前は掃除など家事、午後は文章を書いたり写真を撮ったり外出したり。嫌な時間は存在しない。文章は読まれるかどうかに関わらず書き続ける。そんな生活を送りたいです。


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