しゃ(ョ)うへー

吟遊詩人。 twitter→@shohei0051207

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最近の記事

生活のアテ

アテ、を探しにショッピングモールをダラダラと歩き、飯をぬるっと喰らい、電気屋でジャック付きのイヤホンをサッと購入し、本屋を小綺麗に泳ぐ。 14時00分 フラっと立ち寄った古着屋に2時間弱沈殿した後、大きい紙袋を片手に店を出た。 今日は給料日。 アスファルトに染み込んだ小雨。雲はウェットティッシュみたいだ。 これから散歩するから、ぎゅっと握ってくれないように祈る。 16時16分 軽自動車の大群とトミカサイズの暴走機関車 小声で「ブォン」と呟いてみたら、思わず、笑った。 思

    • 業務外日報

      人知れず、人を思い、煩う 事も、少なくなってきた気がする。 ふと目を醒ましたら、桜が咲いていた。 新しい服を着て、新しい靴を履き、髪を切る。 そして熱心に働き、愛想を振り撒き、休憩室では腕を枕にし、数分間涎を垂らしている。 そうして過ごしていたら、季節に肩を叩かれてしまった。 君が葉桜になる前に 君が紅葉になる前に 君が裸になる前に 一言言おうと思っていたのに 結局声はかけられず、過ぎてゆく 1年、また、1年。 そんな俺を見て、母親はなんだか嬉しそうだ。 そんな俺を見

      • 待ち遠しい日

        俺の心は今、躍っている。 友人の結婚披露宴にて、 歌を歌わせて頂くことが決まったのだ。 この嘘みたいな寒暖差を忘れるくらいの おめでとうという気持ち。 そして、有難いという気持ち。 2人とも高校の同級生なんだ。 感慨深いという言葉の他に この気持ちを形容する言葉があるだろうか。 いや、無い。 しかも結婚披露宴で歌う事は俺の些細な夢の1つだったんだ。 叶えさせてくれてありがとう。 これは必ず、直接言う。 まだろくに飯も食えていない半端者なのが辛いところだがそれでも俺を

        • 指記

          何か文章を書きたい。 と書いてから、もう30分が経ってしまった。 消しては書き、消しては、書き。 正しくは、打ち。 デジタル派の俺の親指はまっさらだ。 これが紙の上だったなら今頃、いや、親指は黒くならないな。 黒くなるのは小指だ。 思えば最近、鉛筆を握っていない。 幼い頃は懸命に黒くなっていた小指も、今では随分綺麗な顔をしている。 消しカスをサッと払う労働からもペンを回す付き合いからも解放され、現在は電子機器を支える職に就いている。 だが彼には悩みがあった。 凹みで

          自我に囚われたら それらを丸ごと包み込む感謝をイメージする その瞬間、全て学びになる。 器が成長すれば 世界のきめ細かさに気付ける。 他者の否定は知識と経験の不足。 嘘と気遣いは紙一重。 記憶との戦いは負け戦。 愛による暖かさは 愛による冷たさのお陰様。 #一服記

          ただ穏やかに過ごしたいだけなんだけどな、と、悩む事が多い日々ですが、様々な出来事があるお陰でそう思えるのだと思えば幾分気持ちも楽になります。 本当は芒になって風になびかれていたいですし、鳩になって日当たりの良い草の上で食事を探しながら素直に生きてみたいと思いますが、生憎人の体で産まれてしまったので、その夢は叶いそうにありません。 アメリカンスピリットは吸いごたえがないくせに長く燃焼し続けます。 時間が無い時は苦痛ですが、時間がある時は幸福だったりします。 結局の所、時間の