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病院の種類!!

こんばんは!
MSWのしょーんです。
今日は病院の種類を話していきます!

病院に種類があるの??と思われた画面に面したあなた!

あるんですよ〜〜〜d( ̄  ̄)

知らなかったでしょ〜〜d( ̄  ̄)

治療が受けられるなら、どこも同じだろうと僕もMSWになる前は思っていました。でも、就職をして、それは違うということを知りました。あまり詳しく書きすぎるとややこしくなるので、今後、皆さんが直面する可能性の高い

①「急性期病院」

②「療養型病院」

③「回復期リハビリテーション病院」

について記載していきます。


①急性期病院とは、救急車を積極的に受け入れて、治療をする病院です。
 高度な医療を提供できる病院で、みなさんが思い浮かべる病院のイメージとほぼ一致するところです。
病院は診療報酬というものに従って運営されています。
急性期病院は「急性期一般入院基本料(1〜7)」というものを算定しており、7つに細分化され、急性期一般入院基本料1が厳しい人員をクリアし、なおかつ重症な患者を積極的に受け入れ、集中的に治療をしている病院ということです。
これは、病院のホームページからでも確認ができます。

軽傷〜中程度以下はどこで治療・入院するかというと、「地域一般入院基本料(1〜3)」を算定している地域にある中規模程度の病院です。
救急車などはあまり受け入れていませんが、地域のクリニックと連携をして、比較的軽傷な患者を受け入れて、治療し地域へ返しています。
これも、ホームページから確認ができます。

ここで注意して欲しいのが、
「じゃあ、急性期一般入院基本料1の病院が一番すごいところだから、一番初めに受診しに行こう!」
というのはやめてください。
急性期病院は重症な患者を積極的に受け入れ、なおかつ昼夜問わない救急の患者も受け入れているため、軽傷な患者でベッドを埋めている暇はないのです。言葉は辛辣ですが、「軽傷なあなたが入院していることによって、本当に救急の医療を必要としている人が治療を受けられず死んでいく」ことを覚えておいてください。
そのため、急を要しない病態であれば、近くのクリニックや地域一般入院基本料を算定している病院、もしくは、急性期一般入院基本料3以下の病院を受診してください。
国も急性期病院に患者を集めない方針を打ち出しており、紹介のない患者は保険外で初診料を定めています。高いところだと、医療費以外で1万円取られるみたいで、この金額は診療報酬に基づいていないので、各病院が自由に決めれます。

②療養型病院は、急性期治療が終了し、病状は安定しているが、継続した医学的管理・処置が必要な人に医療、介護をあわせて提供している病院です。
 急性期病院から退院を言われたが、自宅は不安だからみんなが行けるかというと、そうではありません。前述の「医学的管理・処置」がキーになってきます。
これも明確に定められており、それに該当しなければ何かしらの医療処置があったとしても、入院できません。
全部はかけないので、一部抜粋で書きます。
・難病の人(筋ジストロフィー、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症  
 (ALS)、など)
・脊髄損傷(頸髄損傷)
・喀痰吸引を、1日に8回以上必要としている人
・気管切開をしている人
・人工呼吸器をつけている人
・24時間酸素療法が必要な人のうち、常時流量3L/分以上を必要とする人
です。
結構重症でしょ?あくまでも病院に入院するのだから、医療が必要というのが前提です。また、積極的な治療はできないので、医療処置の継続をメインとして、急変があれば、自然に看取る病院です。
たまにいるのが、「家に1人でいてるのが心配だから、どこかに入院をさせて欲しい!」という家族。。。
はぁ???何をふざけたことを言っているんだと。。。
こういう自分勝手な人のせいで、MSWが疲弊して辞めていくんだよ・
100%喧嘩になりますからね(笑)
まぁ、療養型病院は、「救急の状態は脱したけど、慢性的な医療の介入が必要な人が入院できる病院」と覚えておいてください。
あ、めっちゃ重要なことを思い出しました。
療養型病院は地域に昔からある病院で、地域の住民からは「あそこに入院したら、死んで出てくるで」と言われていることも多いと思います。そんなことを言っている人は「無知をさらけ出しているただのバカな人」です。
療養型病院の説明に戻ってよく考えてみて下さい。
処置の継続を目的としていて、自然に看取る病院です。ともすれば、亡くなられて退院する人が多いのは当たり前です。それを知らずに、ペラペラとしょうもない話をするなといつも思っています。


③回復期リハビリテーション病院も療養型病院と同じく、入院ができる人は明確に設定されています。
入院をして、身体機能が下がってしまい、家族はみんな「リハビリをいっぱいしてくれる病院に転院させて下さい」と言います。
僕たちも鬼ではないので、本人の病状などをカルテからしっかりと読み取り、該当していれば、なんとか入院ができるように手配します。
該当する疾患は
・脳血管疾患
・骨折

の二つです。しかも、転院するまでに、期限まで区切られているので、期限を過ぎると、対象疾患であっても転院できません。結構シビア〜〜(´-ω-`)
で、これに該当していない肺炎で寝たきりで、認知症で指示が通らずリハビリの効果が期待できない85歳を超えた患者の家族が「リハビリ病院に行かせろ!!」とよく喚いています。
いやいや、該当もしてなけりゃ、指示も通らなければリハビリすらできないじゃんと。こういう家族は不老不死でも目指してるのかな??
健康寿命延伸のために、僕たちもリハビリ病院該当であれば、積極的にお話をしていますが、リハビリ病院の話がなければ、該当していないということです。


なんか想定していたよりも長く書いてしまった。
とりあえず、病院にはいくつか種類があって、同じ病院で全てをして貰えるわけではないことを覚えておいて下さい。
それと、希望すれば入院できるわけではなく、きちんとしたルールに則る必要があることも覚えておいて下さい。


では、次は施設について書きましょうかね(´・∀・`)

MSWしょーん

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