shosira

@scivone の中の人 Information Architect http://www.shosira.com/

明大の「マンガ文化の保存拠点計画」を聞きながら考えていたこと(1)

平成29年11月23日に、明治大学と文化庁の主催で開催されたシンポジウム「マンガ文化の保存拠点計画」に参加していたときに思っていたことを、記録に残しておこうと思う。

今年はデジタルアーカイブ学会の設立や、超党派の議員連盟によるMANGAナショナル・センター構想の議員立法に向けた動きなど、いくつか目立った動きがあったが、アニメ、漫画、ゲームと各領域の実務担当者を招いて、オープンで議論する場というの

もっとみる

「思い出」を織りなすテクノコード:「体験を記録にする情報メディアについて考える夜」

World IA Dayの雑感は少し脇に置いておいて(楽しみにしてくださっている方には申し訳ない)、昨日参加したイベントの感想を書いておきたい。

2017年3月2日(木)から3月4日(土)まで「Interaction 2017」が開催されている。この手の研究発表や学会に参加して充足感を得られるかどうかは一種の掛けになることが多い。先端の研究や発想に触れられるのは刺激になるが、入力過多になってしま

もっとみる

World IA Day 2017 Tokyo 雑感(2)「見たものは見たままに実在する」

「THE BOOK OF TREES」では二千年に渡る人類の「分類」の歴史が綴られているが、通史的になにかのトピックを見ていくときに注意が必要なのは、二千年に渡って同じ言葉が同じ概念を表し続けるとは限らないし、そこに連続性があるとも限らない、という点である。

たとえば今日の私たちが「芸術」という言葉を聞いたとき、そこには必ず「著作権」や「オリジナリティ」が紐付けられているが、著作権は印刷技術の発

もっとみる

World IA Day 2017 Tokyo 雑感(1)「分類の(動的に認知されうる)分類」

毎年開催されているWorld IA DayのTokyoの今年のローカルテーマは「分類」だった。系統樹(ツリー)を蒐集した「THE BOOK OF TREES―系統樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィックス」の翻訳者である三中信宏さんを起点に、複雑な分類を求められるウェブサービスの管理、表現に携わる実務者を招き、分類の現在について考えてみようという試みである。

IAの重要な職務に「適切な分

もっとみる

Tastemadeとマクルーハン

Tastemadeというフードレシピの動画ネットワークがある。FacebookやInstagram、YouTubeに、料理レシピを1分程度にまとめたスタイリッシュな動画を展開し、世界中にファンがいる。

http://digiday.jp/publishers/tastemade-instagram-video/

短めの料理番組と聞いて日本人が思い出すのは、キューピー3分クッキングである。10分

もっとみる

ポケモンGOとイノベーション

WebITやらUXやらの最先端をひた走る業界柄、テック系の流行には目ざとい。7月くらいから仕事先でもポケモンが流行しだした。

この流行には偏りがあって、だいたい島机それぞれごとにプレイヤーが多いほど、流行が続く傾向にある。最も長く流行が続いているのは、自分たちでSlackにポケモンチャンネルを立ち上げてしまったエンジニアチームで、職場周辺にレアポケモンが出現すると報告が入るようになっている。昔ポ

もっとみる