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@scivone の中の人。Monica, Goodpatch Anywhereにも所属。 Information Architect

マガジン

  • SCIVONE SYNC ANNEX

    • 10本

    IAに強いデザインファーム、サイフォン合同会社の「Sync」note版です。「Sync」は、今起きていること、メンバーが日々思っていること、学んだことを共有するために社内で定期的に設けられている場です。note版では、弊社メンバーのnoteをピックしています。

  • まもりあいnote

    • 17本

    「まもりあいJapan」の参加メンバーが、それぞれの専門家としての視点で、活動内容とかける想いをつづっていきます。

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最近の記事

あなたのチームの心理的安全は、本当に発揮されていますか?

この記事はフルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2020の19日目の記事です。 さて、Goodpatch Anywhereでは「心理的安全」というワードが頻繁に登場します。一昨日のAdvent Calendarでも触れられていますね。 心理的安全が有名になったのは、Googleのプロジェクトがきっかけですが、それが初めてというわけではありません。しばしば参照される定義として有名なのは、ハーバード大学のエイミー・エ

    • 接触確認アプリ「まもりあいJapan」において、UXとUIのデザイナーたちが大切にしたいと思っていたこと

      皆様、はじめまして。Goodpatch Anywhereの大橋と申します。Goodpatch Anywhereは2018年にスタートした、日本各地にいる専門家がフルリモートで仕事をしているデザインチームです(Goodpatchというデザイン会社の事業部門のひとつです)。 私たちGoodpatch Anywhereは、Code for Japanが中心となって有志チームが開発を進めてきた、接触確認アプリ「まもりあいJapan」の設計において、ユーザーとなる皆さんが触れることに

      • 日本の美術館サイトはどうすればもっと良くなるか

        美術手帖の橋爪さん(直接の面識はないと思う)が、こんな投稿をされていたので、少し筆を取ってみることにした。 今の美術館を取り巻く状況と、ウェブ業界を取り巻く状況を重ね合わせて考えるとスマートな解決策がすぐには見いだせないのだが、ウェブ制作者サイドの人間として簡単に思うことを取りまとめてみたい。 もはや、何ができていないかよりも、なぜできないのかを論じるべき時期にきているインターネットが一般化して20年以上が経ち、2000年代初頭のように、インターネットってなに?という人は

        • 明大の「マンガ文化の保存拠点計画」を聞きながら考えていたこと(1)

          平成29年11月23日に、明治大学と文化庁の主催で開催されたシンポジウム「マンガ文化の保存拠点計画」に参加していたときに思っていたことを、記録に残しておこうと思う。 今年はデジタルアーカイブ学会の設立や、超党派の議員連盟によるMANGAナショナル・センター構想の議員立法に向けた動きなど、いくつか目立った動きがあったが、アニメ、漫画、ゲームと各領域の実務担当者を招いて、オープンで議論する場というのは、メディア芸術連携促進事業の報告会などを除けば、あまりなかったように思う(より

        あなたのチームの心理的安全は、本当に発揮されていますか?

        • 接触確認アプリ「まもりあいJapan」において、UXとUIのデザイナーたちが大切にしたいと思っていたこと

        • 日本の美術館サイトはどうすればもっと良くなるか

        • 明大の「マンガ文化の保存拠点計画」を聞きながら考えていたこと(1)

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        記事

          「思い出」を織りなすテクノコード:「体験を記録にする情報メディアについて考える夜」

          World IA Dayの雑感は少し脇に置いておいて(楽しみにしてくださっている方には申し訳ない)、昨日参加したイベントの感想を書いておきたい。 2017年3月2日(木)から3月4日(土)まで「Interaction 2017」が開催されている。この手の研究発表や学会に参加して充足感を得られるかどうかは一種の掛けになることが多い。先端の研究や発想に触れられるのは刺激になるが、入力過多になってしまったり、あるいはデザインや仕上げの粗さといった本筋と関係のない部分が気になってし

          「思い出」を織りなすテクノコード:「体験を記録にする情報メディアについて考える夜」

          World IA Day 2017 Tokyo 雑感(2)「見たものは見たままに実在する」

          「THE BOOK OF TREES」では二千年に渡る人類の「分類」の歴史が綴られているが、通史的になにかのトピックを見ていくときに注意が必要なのは、二千年に渡って同じ言葉が同じ概念を表し続けるとは限らないし、そこに連続性があるとも限らない、という点である。 たとえば今日の私たちが「芸術」という言葉を聞いたとき、そこには必ず「著作権」や「オリジナリティ」が紐付けられているが、著作権は印刷技術の発展に伴って発生した概念で、17世紀以前の「芸術」は、むしろ職人的な発想に近かった

          World IA Day 2017 Tokyo 雑感(2)「見たものは見たままに実在する」

          World IA Day 2017 Tokyo 雑感(1)「分類の(動的に認知されうる)分類」

          毎年開催されているWorld IA DayのTokyoの今年のローカルテーマは「分類」だった。系統樹(ツリー)を蒐集した「THE BOOK OF TREES―系統樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィックス」の翻訳者である三中信宏さんを起点に、複雑な分類を求められるウェブサービスの管理、表現に携わる実務者を招き、分類の現在について考えてみようという試みである。 IAの重要な職務に「適切な分類を行う(「組織化」する)」というものがある。なにか目的の情報を探索するとき、私

          World IA Day 2017 Tokyo 雑感(1)「分類の(動的に認知されうる)分類」

          Tastemadeとマクルーハン

          Tastemadeというフードレシピの動画ネットワークがある。FacebookやInstagram、YouTubeに、料理レシピを1分程度にまとめたスタイリッシュな動画を展開し、世界中にファンがいる。 http://digiday.jp/publishers/tastemade-instagram-video/ 短めの料理番組と聞いて日本人が思い出すのは、キューピー3分クッキングである。10分の番組にすべてを収めるために「できあがったものがこちらです」を生み出した、よくよ

          Tastemadeとマクルーハン

          ポケモンGOとイノベーション

          WebITやらUXやらの最先端をひた走る業界柄、テック系の流行には目ざとい。7月くらいから仕事先でもポケモンが流行しだした。 この流行には偏りがあって、だいたい島机それぞれごとにプレイヤーが多いほど、流行が続く傾向にある。最も長く流行が続いているのは、自分たちでSlackにポケモンチャンネルを立ち上げてしまったエンジニアチームで、職場周辺にレアポケモンが出現すると報告が入るようになっている。昔ポケモンが流行った時も、子ども同士のゆるやかな連携が本ゲームの流行に大きな役割を果

          ポケモンGOとイノベーション