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ルーティンは不自由ではなく、自由を与える

良品計画を38億円赤字からの「V字回復」させた松井忠三元社長(※当時社長)が、そのV字回復の肝である「2000ページのマニュアル」を通じて、あらゆる会社・チームをよみがえらせる「仕事の仕組み」の要諦をまとめた『無印良品は、仕組みが9割』。

この本を読むまでは、マニュアルは窮屈なものでルールがない方が自由で良いというイメージが強かったですが、この本を読んでマニュアルは自由やクリエイティブを生み出すために非常に重要な仕組みだということが理解できました。

※下記は本から示唆を受けて考えたことで、本の要約ではありません🙇‍♂️


🕺ルーティンは縛ることではなく自由にすること

ルーティンというか決まり事を作っておくことは結構大事です。一般的に決まり事を作ると、それを守らなければならないという義務感から不自由に感じてしまうが、実はそうではありません。むしろ、それとは逆でルーティンは自由をつくるためにこそ、必要です。

ルーティンを決めておくことは、自分を自由にすることになります。なぜなら、何をするか考えなくて良いからです。やるべきこととその流れを決めておくことで、考えなくても実行でき、そこに集中力や思考のエネルギーを使う必要がなくなります。また、やる手順が決まっており、それが効率的にチューニングされていたら短い時間で行うことができます。

その結果、それ以外のことを考える時間やエネルギーの余裕を取っておくことができ、よりクリエイティブなことを考え実行するための時間を生み出すことができます。これほど、自由で素晴らしいことはありません。


🚶普段の生活ににも応用できる

個人で言えば、朝起きてから家を出るまでにすること、夜帰ってから寝るまでにすることは決めておくとすごく良いです。余計な誘惑にかられることもなければ、無駄な時間を過ごすこともなくなります。

無駄な時間がなくなった分、より有意義で生産的な時間と、心身を休めるためのゆったりした時間をつくり出すことができます。これだけでも、人生の生産性や成長性は大きく変わります。

最近、ルーティンを無視して規律が失われつつあるので、生産性を上げるためにもルーティンを取り戻していかなければと反省してます。ルーティンはマジで大事。ルーティンはマジで大事。ルーティンはマジで大事。。。


💡マニュアルは自由やクリエイティブを生む

企業のマニュアルも同様にクリエイティブなものです。無印良品はマニュアルを作成し、業務を仕組み化することで、無駄な時間をなくし、頭を使うべきところに時間を使えるようにしています。

良品計画は「2000ページのマニュアル」を作成し、企業活動に活用しています。その膨大な量のマニュアルを作成するためには、企業活動の中にあるルーティンを極限までに効率化し、誰もができるためにまとめているということです。自分がやることを考えると、気が遠くなりそうです。。


💪マニュアルにより全体のレベルを底上げ

また、マニュアルを作ることは業務を標準化するだけでありません。マニュアルにより、業務内容を可視化でき、それを全員でブラッシュアップしていくことで、全体レベルの継続的な底上げを行うことができます。

マニュアルがない場合は、仕事の進め方は各個人の頭の中にしかなく、可視化できていないため、改善することが困難です。個々人の工夫や意識次第で、個人レベルで多少改善することはできるかもしれませんが、抜本的な改善を行うには業務内容を可視化することが必要です。

また可視化することで、個人レベルではなく、チームや組織全体で改善に取り組むことが可能になります。可視化された業務内容を改善→ベストプラクティスをマニュアル化し横展開→可視化された業務内容を改善→…とマニュアル化と改善を繰り返すことで、組織レベルで業務内容をアップデートできます。


✍まとめ

ルーティンは、やる内容と手順を決めることで、考えるための時間とエネルギーを生み出します。また、企業のマニュアルは業務内容を可視化でき、それを全員で改善することで、組織レベルでの改善と全体レベルの継続的な底上げが可能になります。

「2000ページのマニュアル」を作り上げ、それを定着させた松井忠三元社長はすごいし、それがデキてるから良品計画は強いんだなと実感しました。


本を読んで学んだこと感じたことをnoteでまとめてます。ぜひ他のnoteも読んでみて下さい😊


Top image: Photo by Content Pixie on Unsplash

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