「落語界からスターを作ろう!」って、正気か?という思いとは裏腹に…

「上方落語界からスターを作る!」みたいな話は定期的に言われます。

もちろん、昔はそんな話を聞くたびに「正気か?」と思っていました(笑)
しかし、今は違う感慨を持っています。

そもそも「上方落語界からスターを作る」って意図的に可能なのか?ということですが、、、出来るかどうかは可能性の話なので、出来ないとは言い切れないですし、「出来る方法」を私は知らないので、これについては触れません。

本日の記事は、「スターを作ろう!」という動きの経済効果についてです。

かつて私が入門してからも(過去25年)、「スターを作ろう」という目的で
「上方落語はやらせ隊」「落語クーデター」「売名高座」「花花寄席」「繁昌亭大賞」「上方落語カレンダーボーイズ」などのグループや公演、イベントが沢山ありました。この中には私も参加したものもあり、やらされてる側として大変恥ずかしい企画もありました。
(今も、そう言う目的で、東西、色んなグループやユニットが存在します。もちろん全く別の目的のグループも沢山存在しますが)

この「スターを作ろう!」「落語ブームを起こそう!」みたいな運動は、残念ながら、過去ほぼ成功しておりません。では、こういう運動は無意味だったのでしょうか?いや、そんなことはありません。

実は参加者や主催者たちの意図とは別に、凄い効果があったのです。
こういう運動がもたらす「主催者が意図しない経済効果」について、
本日は書いていきます。

ただ、過去の事例を交えることで誰かが不快になったり、これからそういう運動をしてくれる方のやる気を削いではいけませんので、肝心なとこからは有料とさせて頂きます。

ただ結論が無料で読めないとイライラする人もいると思うので、大事なポイントだけ書きますと、、、
「スターを作ろう!」という企画者は定期的に現れる方が良いということです。

では本編です!

具体例:「繁昌亭からスターを!」

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