楽天ショップ店長で採用担当の吉本紹介

(株)あさの@生姜屋／高知県／社長／六次産業化／ニラも日本一／海外展開🌈共存共栄🍀経営理念浸透中

2024年4月22日 07:11

まいど！浅野です！！

先週noteで紹介した、生姜シロップ開発には、私も関わっていました。

当時は私を含めて３人のメンバーで商品開発したのですが・・・
現在では開発部の社員も増員して、５人になりました。

開発部主任の吉本雄大は、弊社の楽天ショップ「安心・安全・高品質の生姜専門店クラフトジンジャー」の店長も兼任し、採用担当でもあります。

そんな吉本の現在の夢は、実店舗「クラフトジンジャー」の店長になることだとか。

今回は社内報に掲載された吉本のインタビュー記事を、noteに掲載します！

商品開発部課長兼採用担当　吉本雄大

２０１０年に株式会社あさのに新卒採用され、入社１４年目を迎えた吉本雄大。商品開発部の課長と採用を兼任し、２０２１年からは新たに立ち上げたＥＣサイトの運用も任されている。そんな吉本に、これまでの歩みや仕事のやりがい、今後の目標などを聞いた。

地元での就職にこだわった理由

入社前は、地元の高知工科大学の大学院で寒天の原料になる「マクサ」という海藻に含まれる機能性成分の研究を行っていた。その研究を生かせそうな食品業界に興味を持ち、就職活動でも地元企業を中心に探したという。そんなとき、社員に親戚がいる友人が紹介してくれたのが、あさのだった。

地元でとれたものを加工し、商品として開発し、販売することに関心があった吉本にとって、高知県産の生姜にこだわっているあさのは魅力的に映ったのである。

新人ゆえの苦労

入社してすぐに配属されたのは、現在の商品開発部の前身である研究室という部署。当時の会社は、新人にできるだけ多くの業務を経験させるという方針だったため、１年目にして先輩とともに取引先の来客対応などを任された。だが、新人にはハードルの高い業務もあり、自信を失いかけたことも。大手食品メーカーの監査に参加したときのことは、今でも苦い思い出になっている。

「取引先からの質問に回答できなかったのです。『そんな対応をされたら不安になる』と直接、指摘されてしまったこともありました」。

質問に答えられないのは、拠り所になる知識が圧倒的に足りないからだ。そこで吉本は商品知識を頭に叩き込み、並行して監査の記録をさかのぼって目を通した。過去の監査のやりとりを見れば、商品ごとに頻出する質問とそれに対する回答例もわかる。そのほかに不明点があれば現場へ直接聞きに行くなど、空き時間を見つけては貪欲に知識を増やしていった。

苦手意識をついに克服

猛勉強の成果は、徐々に実り始めた。ある日の工場監査での受け答えで、吉本はよどみなく答えることができたのだ。質問した顧客も感心した様子で、「何を聞いても詳しく答えてくれる」と褒めてくれたのである。それ以来、監査に対する苦手意識は徐々に薄らいでいった。

ここまで地道に努力を継続できたのは、入社当初に社長にかけられた言葉の影響が大きかったという。「早く主任を目指せと励ましていただいたことが、ずっと頭にあったのです」。

それが原動力となり、初めて任された他社OEM 商品「しょうが入り甘酒」の開発で、吉本は大きな成功を手にしている。研究室の上司から商品やレシピの開発を任せてもらったのがきっかけで、粉体工場の立ち上げから生産管理、監査までを一通り見事にやり遂げたのだ。

採用という重責を担って

勤続５年目２９歳で主任となった吉本に、採用という新たなミッションが加わったのは、入社７年目のことである。最初は手探り状態だったが、会社が欲しいと思う人材を採用する重要性に気づき、使命感を持つようになっていった。自身が採用に関わった社員が、配属先で活躍していると聞くと、我が事のように嬉しくなる。

「本人から直接、この会社に入れて良かったと言ってもらえることもあって、とても励みになっています」。

直近の採用者には、採用時にどこを評価したのか、どういう人材に成長してほしいかを書いたものを本人に手渡していて、それを入社後も大切に保管している社員もいると聞く。長く働いていくうえで、このような動機づけが役立つこともあるだろう。次の採用担当者にもぜひ引き継いでほしいと考えている。

さらなる成長に向けて

吉本が現在、掲げている目標は３つ。まず１つ目は、あさのの「看板商品」を生み出すことだ。そのためにも商品開発者の育成は急務。まずは部署の後輩たちをサポートし、成長を促したいという。

２つ目が、２０２１年から始めたＥＣサイトのさらなる発展。社長の肝いりでスタートし、今後の売り上げの柱に据えようとしている新規事業である。なんとしても期待に応えたい。

３つ目が、採用業務の引き継ぎ。吉本は現在、商品開発・採用・ＥＣサイトの運用を兼任しているが、すべてには手が回らない状態になってきた。採用担当者を新たに発掘し、継承してもらえば、商品開発とＥＣサイトに注力できるようになるだろう。

目の前の課題を冷静に見つめながら、次のステージに向けて着々と歩む吉本。今後も会社の中核を担い、成長し続けていくに違いない。