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「少女記録」 長澤樹/制作記録(編集後記)

第24回作品のモデルは、節目の20人目の登場となる長澤樹さんです。
(撮影日:2018年9月5日)

現在、中学一年生。ファッション誌『キラピチ』専属モデルをつとめています。小学五年生の時からずっと注目しており、身長が伸びるのを待ち、満を持して出演依頼を行いました。

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額と顔の輪郭を全開にする髪型が似合う長澤樹さん。洋服篇では、作品の前半・後半で髪型を変えているため髪型にも注目してください。(出演モデルを検討する際、個性の要素として、髪型も重要な判断基準です)

繰り返し言及していることですが、少女記録は、出演モデルの人選に際し、クラシックバレエ経験者を優遇しています。理由としては、美しい立ち姿と育ちの良さが期待されるためです。実際、長澤樹さんの姿勢は素晴らしく、立っていても座っていても常に背筋が美しく伸びていました(立ち姿の美しさは写真品質に関わります)。そして、期待したとおり、育ちのよさが現れる人柄も素晴らしかったです。

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モデル経験が豊富で撮影慣れしていると思っていましたが、意外にも、少女記録のような本格的な屋外撮影ははじめてでした。(自身が主役の被写体となる作品撮影がはじめてであることは出演依頼前から把握していました)

今回も人生で一度きりしかない貴重な初の写真作品を発表することができて光栄です。

出演依頼を待った甲斐あり、時が経ち、顔立ちも更に美しく成長しました。

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長澤樹さんの作品は、本人の魅力である若さ漲る健康美を表現するに相応しい夏に撮影を行いました。本当は、例年夏に撮影している自然豊かな美しい川の風景を再び記録することが主目的でしたが、残念なことに、前日の台風により川が増水し、綺麗な清流は濁流となり近づくことさえできませんでした。(もちろん、川の状況は予想できましたが、酷暑の影響で真夏を回避したこともあり、すでに希望より遅い日程でした。各人のスケジュールおよび記録したい季節を考慮し撮影を決行しました)

撮影当日の天気はというと、台風一過の快晴で終日青空に恵まれました。川に入ることはできませんでしたが、これまで通らなかった新たな風景を発見するなど、結果的には申し分ない美しい風景を記録することができました。同じ場所で撮影した過去の作品と変化をつける意味でもむしろよかったかもしれないと前向きにとらえています。

なによりも、太陽の下、自然光に照らされた美少女が一番美しいという信念のもと作品を制作している少女記録にとって、晴れること以上の演出はありません。(少女記録の撮影は奇跡的な晴天率を誇ります)

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長澤樹さんにとってはじめての作品撮影だったわけですが、緊張を感じさせず、少女記録が求める世界観を見事に表現してくれました。(どこまで自覚的か分かりませんが)ふとした表情・視線・仕草が抜群に素晴らしい美少女です。カメラ目線の正面正対はもちろん、視線を逸らした表情や横顔が特に美しいと感じました。時折見せる中学一年生とは思えない大人びた表情にも魅せられます。

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編集長自ら撮影したオフショット

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作品公開までの期間にたくさん紹介しましたが、オフショットも美しい写真が多く撮れました。常に自然体であり、数枚撮影しただけでも作品レベルの写真になります。
※組写真からはじまる4点はオフショットの一部。
※一眼レフのデジタルカメラで撮影し仕上げまで行い発表しています。

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トップページ(すでに公開終了)

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トップページは、夕日の逆光のフレアが美しい風景を記録しました。綺麗な光の印象を妨げないように、タイトルロゴの文字色は、あえて可読性の低い白にしました。

トップページを想定し、時間帯も決めて撮影した場面であり、発表しないまま終わるのがもったいない美しい写真をたくさん撮ることができました。

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長澤樹さんの自己紹介動画(洋服篇)

動画を見ても分かるとおり、撮影を本当に楽しんでくれました。明るく元気いっぱいで夏の太陽がよく似合います。

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長澤樹さんは、中学一年生とは思えないほど言動がしっかりしている反面、撮影終了を告げた時の「もう終わっちゃうのか楽しかった!」という年相応の無邪気な反応が印象的でした。(まだまだやる気で体力が残っているのに名残惜しそうでした)

撮影中も移動中も休憩中も、朝の集合から夕方の解散まで、ずっとにこやかで笑顔が素敵でした。

お別れの挨拶といえば、心に残る大切な思い出があります。前述のとおり、長澤樹さんはクラシックバレエの経験者(現在も継続中)なのですが、僕の人生ではじめて、目の前で自分のためにレヴェランス(敬意を示すお辞儀)をしてもらい感激しました。

撮影後、嬉しいことがもうひとつありました。以前、記事でも紹介しましたが、ブログをとおして長澤樹さん本人から届いた感想の便りです。

関連記事:喜んでもらいたい人(嬉しかった話)

少女記録の出演モデル全員、自分一人で決めています。そして、すべての撮影現場を自ら指揮しています。ですから、少女記録ほど誰に指名されて今ここにいるのかを実感する撮影現場はほかにないと思います。

実は、記事の公開後、文章で触れていない宝物となる出来事がありました。それは、作品発表後に出演モデル本人からはじめてお手紙をいただいたことです。便箋数枚に渡り丁寧に綺麗な文字で書かれた素直な感想は僕の胸を打ちました。

心に響く手紙を読んで、長澤樹さんの作品への思い入れが一層強くなったと共に、輝かしく成長した姿をいつか再び撮影したいと思いました。

少女記録の制作において、出演モデルと築くことができる特別な関係を大切にしています。活動を続ける原動力と言っても過言ではありません。

一日主役となる撮影体験を経て発表される少女記録の作品は、各出演モデルの思い出に残る大切な贈り物になることを願い制作しています。情熱を注ぎ丁寧に心を込めて制作しているため、本人から届く嬉しい感想はこの上ない喜びであり、尽力が報われた幸せを感じるかけがえのない瞬間です。

一緒に作り上げた作品に対する感謝の表明として、手紙以上に嬉しい御礼はありません。実のところ、僕自身、作品個別の感想である制作記録を各出演モデル本人に宛てた手紙というつもりで書いています。

関連記事:制作記録は手紙でもある。

極端なことを書くと、各作品の制作記録は、出演モデル本人さえ読んでいてくれたらそれでよいと思って書いています。

この文章を長澤樹さん本人が読んで、作品に込めた想いや応援していることが伝わり、今後の芸能活動の糧になることを願っています。いつの日かまた撮影で再会しましょう。

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撮影は大和田良さん。現地での急なロケハンにも協力していただき、等身大の美を魅力的に余すことなく記録してくれました。参加回数も多く、回を重ねるごとに少女記録への理解を深めてくれています。毎回、撮影される写真が素晴らしいのはもちろんのこと、仕事が驚くほど早く助けられています。仕上げの好みが自分と合うこともたびたびお願いしている理由です。

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ヘアメイクは参加回数がもっとも多いAOKIさん。洋服篇ではこれまでにない実験的な髪型を提案してくれました。モデルの魅力を引き立たせ、衣装ともよく合う素晴らしい作品を発表することができました。少女記録の世界観を熟知しており、今回も自然で美しいヘアメイクを施してくれました。

撮影現場において、モデルと制作チームによる即興での化学反応も醍醐味のひとつです。お二人の素晴らしい仕事に多謝。

夏の終わりに撮影した美しいストーリーを見てもらえると嬉しいです。

更なる成長が期待される長澤樹さんの活動に注目してください。感情表現の豊かさも魅力であり、今後、女優として演技の仕事を見られることも期待しています。幅広い分野で活躍する未来が楽しみでなりません。

読んでくださりありがとうございました。

心に響くものがあったなら幸いです。
少女記録に共感したならぜひ広めてください。

志を高く。美を探求する旅は続きます。
美少女の輝きが届きますように。

「少女記録」編集長/運営人 山田信男

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