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「少女記録」 出演モデル人選の特徴

出演モデルは誰にも相談することなく自分一人で決めています。編集会議を必要としない決定の早さは個人運営によるスモールメディアならではの強みです。

少女記録は芸能事務所とのコネクションがない状態ではじめました。後ろ盾もないため、メディア運営に不利なことも事実ですが、反面、お付き合いで優先的に紹介する義理がないことは利点です。

売り込みもなければ、オーディションしているはずもなく、本人を直接見ずして判断するには研ぎ澄まされた審美眼が必要です。(手がかりとなる資料が少ない新人であればなおさら)

出演応募もたまにいただきますが、現時点における採用はゼロです(普通に考えたら喜んで採用するレベルの売り込みもあります)

追記:売り込みは年々増えており、そのレベルも上がっています。出演依頼したことのない大手芸能事務所から売り込みを受けることもあります。気になる新人で手がかりが少ない場合、オーディションを兼ねた顔合わせおよびテスト撮影を行うようにもなりました(サイト公開5周年を迎えた2021年2月末現在)

自分で探して自ら指名していることが少女記録の独自性に繋がっています。サイト公開から2年半で紹介した人数は19名のみ(※本記事公開時点)。独自の判断基準で厳選し、将来性を感じ、純粋に応援したいと思える美少女のみを紹介しています。

追記:その後、第25回作品(21人目)の出演モデル・武野汐那さんは、はじめて出演応募を採用しました(現時点で一人だけ)。指名の経緯は制作記録(編集後記)に詳しく書いています。
追記:第30回作品(25人目)の出演モデル・南琴奈さんは、はじめてこちらから顔合わせをお願いし起用しました。当時、デビュー間もなく、仕事実績もほとんどない新人でしたが、最初に会ったその場で指名しました。

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注目の新人を紹介する企画は数多くありますが、人選が画一的になる理由は明快です。主に三つの理由が考えられます。

①芸能事務所一推しの新人を紹介
②映画や広告に起用され売れる兆しのある新人を仕事実績と共に紹介
③宣伝のために依頼を受けた取材

①〜③のうち二つ以上の条件が重なるとメディア露出のタイミングが被り、独自性・先見性を示すことは難しくなります。

少女記録の人選の特徴は、上記三つの項目と無関係なことです。出演モデルの所属事務所に作品公開のタイミングをコントロールされることもありません。計画した掲載順(作品発表順)をもとに出演依頼しています。

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紹介する人数が少ないことは=ノイズの少なさを意味しています。更新頻度および紹介人数と厳選度は反比例すると考えています。

年に数人しか紹介しない少女記録ですら、すぐに紹介したい魅力的な新人は少数です。(まだ誰も取り上げていない新人となるとなおさら)

次から次へと紹介しなければならない場合、画一的な人選になるのは仕方なく、厳選度の維持も難しくなるためノイズも増えていきます。

結局、紹介されている多くの中から、本当に魅力的な新人を改めて自ら探す手間が発生するわけです。


業界の第一線にいる評論家や編集者にとって、芸能事務所との関係は密接なはずです。

有益な情報をいち早く得られる立場にいるわけですから、紹介するに足りる実績がない新人を独自に推薦するよりも、双方の利益を優先し、安心材料がある無難な人選になるのも納得です。

メディア関係者にとって、人気・知名度がない新人を大々的に紹介しても数字を獲ることが難しいというビジネス的な観点も影響していると思います。

その点、閲覧数による広告収益と無関係の少女記録は思い切った抜擢が躊躇なくできます。(無料のコンテンツであるため販売数も関係ありません)

閲覧数に執着する必要がないため、更新頻度を落としてでも、出演モデルの厳選度と高い写真品質を妥協なく維持することが可能なわけです。

出演依頼において、撮影時点での人気・知名度・実績よりも将来性を重視し評価しています。

自身が主役の被写体となる作品撮影がはじめての出演モデルが多いのはそのためです。芸能事務所に所属したばかりの新人を積極的に起用しています。

メディアに紹介されている情報が宣伝かどうか直感的に気がついている人は多いのではないでしょうか。  

極端なことを言うと、興味がない相手を仕事として取材するのか、強い思い入れをもってお願いして撮影するのかでは伝わる熱量が違うと思うのです。

僕はすべての現場を共にしています。撮影は一日がかりです。出演モデルの人となりも深く知ったため、なおさら魅力を伝えたい思いが強いです。

宣伝には大切な役割があるため否定するつもりはありません。僕が言いたいのは、多様性をもたせる意味でも同じことをしているだけでは面白くないのではないかということです。

少女記録において、自分がやる意味を追求しています。

特に僕はクリエイターであるため、自分なりの独創性を意識することは当然のなりゆきです。

クリエイティブのクオリティに関係なく、写真に誰が写っているか(被写体自身に人気があること)が一番重要な価値基準であるなら、少女記録をやる意味がありません。

これまで、少女記録をはじめた動機を「僕が望むもの、僕が見たいものを、誰もやらないので自分でやることにした」と説明してきました。

主にクリエイティブの話ですが、似たり寄ったりのつまらない人選に一石を投じたかった想いも強いです。

目先の反響にとらわれず、独自の人選をしているメディア(コンテンツ)が増えた方が面白いと思いませんか?

少女記録の人選を参考にしている業界関係者が多数いると確信しています。見聞きした実例だけでも複数あります。今後ますます業界内における注目度が上がっていくはずです。

少女記録は、紹介する少女たちの魅力を広く正しく伝え、大きく飛躍するきっかけ作りを目的とした応援プロジェクト。人選の参考にされるのは大歓迎です。

新人の検討材料において、少女記録より資料価値の高い写真を提供しているメディアをほかに知りません。先見性・厳選度・写真品質において、類を見ません。モデルの素材が分かる自然なヘアメイクを施し、過剰なレタッチを行わないことも判断の役に立っているはずです。

キャスティングの参考にぜひ活用してください。そして、ぜひ起用してください。

少女記録の出演モデルが活躍する未来。それが僕の望むことです。

出演モデルの判断基準については、いずれまとめたいと思います。公開中の記事においても断片を散りばめていますので興味がある人は探してみてください。

ひとつ言えることは、僕個人の美意識が色濃く反映されています。最終的な決断は、感性に基づく主観(直感)です。

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読んでくださりありがとうございました。

少女記録に共感したならぜひ広めてください。
応援よろしくお願いします。

志を高く。美を探求する旅は続きます。
美少女の輝きが届きますように。

「少女記録」編集長/運営人 山田信男

Instagram@shoujokiroku
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