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無責任規制が文化と技術を潰す!〜規制ではなく要請という言い訳よりも、提案をしよう!!

さて先日、ザッカーバーグが来日した際に、刀鍛冶のところでなんちゃって刀作りを体験し、さらにへっぴり腰で藁をなんか斬るまねをしたりしていましたが、世界中に日本の侍ネタは伝わっているので、こういうコンテンツビジネスをしている刀鍛冶は素晴らしいな、と思うのです。

しかしながら刀鍛冶業界では、年間24振りしか基本刀は作ってはいけないというルールになっているという話を聞きました。そんな年間24振りしか作れないなら商売にはならないよね、ということなわけですが、それを書いたら丁寧にxのコミュニティノートの方が文部科学省に問い合わせてくれたようです。(刀は文化財的な扱いだから所管が文部科学省)

そしたら「規制はなく、1本の刀を2週間程度の時間をかけて作ってほしいと伝えている」という意味不明な要請だったことがわかりました。笑 日本が得意とする規制ではないけど、国として要請する。業界団体に国から要請したら「しらねーよ、そんなんじゃ商売にならんわ」とはならずに、「従おう」となるのを十分承知なのでしょう。さらにいえば、明確な規制ではないから本数制限による経済力の低下で刀鍛冶が廃業していっている現状についても責任はないという考え方になっていくわけです。勝手に本数を絞っているだけ、というお話になってしまう。

こんな適当な規制運用でいいのかな、と思うんですね。


◯ コロナでも問題になった「要請」

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