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【AIR】「なんば広場」が誕生するまでの15年〜できる理由を積み上げる民間主導公民連携チーム力[現地動画解説付き]

南海難波駅前の道路が歩行空間化し、「なんば広場」と呼ばれる場所に大きく変わりました。というか、今まさに変化をしていっています。街路整備も今後さらに進み、そして周辺のビルもこれに呼応して連鎖的に建て替えが進んでいっています。

ちょうど2022年にこちらを通過した際には社会実験を行っている最中だったりしましたが、以下のように普通に道路があった場所です。タクシーブールもめちゃくちゃ大きくて

日本において駅前ロータリーなるものはタクシーとバスとマイカーに専有されて人々が歩いたり、佇んだりする場所ではなくなっていますね。そこが歩行空間に変わったらまちのあり方は大きく変わるのです。

実際に今世界中で都市中心部に自動車が入りこまないゾーンを作っていくトレンドが生まれています。これはそのほうがエリアの価値が上がるからです。自動車社会が到来した頃は自動車がこれる場所が最先端、自動車がコモディティになった現代では、自動車がこない場所が最先端になるという逆転現象が生まれています。

ニューヨークもタイムズスクエア周辺もそうだし、ドイツのシュトゥットガルトもそうだし、パリも五輪に向けてまちなかを歩行空間化していっています。日本の大都市部、しかも既成市街地は遅れていたところがありますが、ここで一気に火がついて広がっていくことに期待したいです。

今回は本計画を裏方でずっと支えてきていたハートビートプランの泉さんたちといっしょにまわりましたので、その動画も含めて配信します!!

それにしても15年という年月がかかりようやくここまできたという話を聞くとムネアツです。さらに幾多の困難を乗り越えたドラマはまさにプロジェクトXです。こちらのプロセス学習はプロスクールの教材にもしようと思います。


◯ 民間主導から始まった既成市街地改革

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